日本雑誌広告協会は2月3日、業界共同による「電子雑誌読者プロファイリング調査」を発表した。出版社が手掛けるデジタルメディアビジネスの共通指標整備を目的としたもので、同協会、出版社、広告会社による共同調査。「dマガジン」(読み放題サービス)上の電子雑誌(9社22誌)を対象に、NTTドコモ、D2C、ビデオリサーチの協力のもと、2020年9月に調査を実施した。
調査によれば、電子雑誌利用者のボリュームゾーンは30~40代で、5割以上を占めた。また本誌閲読者やネット利用者の平均に比べ、未婚率・有職率の割合が高く、可処分所得が高い傾向が見られた。
PVは、週刊誌3誌平均、女性誌6誌平均ともに、平日が高かった。時間帯については、週刊誌が平日の午前7時、午後12時、夜10時、女性誌は平日・土日とも午前10時から午後2時のPVが多く、雑誌ジャンルで異なる接触習慣が読み取れた。
利用者の情報・広告に対する意識については「興味のある商品広告は見る」「自分向けでなくても情報源の一つだと思う」の回答が、週刊誌3誌、女性誌3誌平均ともに4割以上となった。
また出版社由来のデジタル広告に対しては、「ストレスを感じない」「面白い・楽しい」印象が参考値(ネット広告全体評価)の2倍以上高くなった。一方、「同じ広告・繰り返し」などのリターゲティング広告についてはネガティブな評価だった。
出版社由来デジタル広告に対する意識においては、特に「女性誌6誌(接触者)平均」は参考値(ネット広告全体評価)の2倍以上の評価が多くなっている。
※グラフ中の参考値は、ビデオリサーチ調査「MAGASCENE/ex」より対象22誌の紙の雑誌閲読者データ、「ACR/ex」より一般的なネット利用者データ、JIAA「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」よりネット利用者における一般的なネット広告に対する意識のデータを比較対象として掲載。
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