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電通「コピーゼミ」の内容が一冊の書籍に。『なんだ、けっきょく最後は言葉じゃないか。』発売

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伊藤公一著『なんだ、けっきょく最後は言葉じゃないか。
2月16日発売 定価1760円

宣伝会議では、書籍『なんだ、けっきょく最後は言葉じゃないか。』を全国書店とオンライン書店で発売しました。

著者は、クリエイティブディレクター/コピーライターの伊藤公一氏。伊藤氏は2011〜2015年Hondaのエグゼクティブクリエーティブディレクター(ECD)をつとめ、「セダン愛。」(Honda)、「人生は、よくかんで」(日本生命)、「たくさんのいい就職が、この国を変えていく」(リクルート)などのコピーの仕事があります。

本書は、伊藤氏が社内で中堅コピーライターに向けて開催していた「コピーゼミ」の内容を書籍化したものです。

なぜ、あなたの言葉は伝わらないのか?
言いたいことを言っても、相手にはほぼ伝わらない。
でも多くの人がそこに気づいていません。
 
人の気持ちを動かし、行動を動かし、ファンを作り出す。
そんな言葉を編み出すには、
不特定多数の人に言葉を届ける
広告のコピーライティングの方法論がヒントになります。
 
本書では、電通で中堅コピーライター向けの
「コピーゼミ」を主宰していた筆者が、
相手に届くコピーを書く方法を解説します。
一段上を目指すコピーライター、
言葉で人の心を動かしたい経営者やリーダーに
読んでもらいたい一冊です。
 

目次紹介

第1章 だからあなたの言葉は伝わらない
第2章 私の言葉体験、こんなふうに鍛えられてきました
第3章 言葉を磨くなら、 広告のコピーを勉強するといい
第4章 コピーライティングの技術
第5章 自分らしい表現のできる幸せ
 
伊藤氏が説くコピーの書き方で特徴的なのが、「イメージの到達点を設定する」ことと「コピーに人格を設定する」ことです。コピーの人格として本書で紹介されるのは、「知的で大人なコピー」「威風堂々としたコピー」「いいやつなコピー」など5つ。それぞれの人格がもたらす効果を、コピーの具体例と共に解説します。

4章では過去の様々な名作コピーを例に挙げ、コピーを書くための実践的で具体的なテクニックを紹介。2章は、筆者のコピーライターの駆け出し時代のエピソードです。いち新人コピーライターがどのように周囲に鍛えられ、成長していったのか、生き生きとしたストーリーを読むことができます。

本文より
 
私が電通でコピーゼミをすることになった時、今まで自分がどんなふうにコピーを書いてきたかじっくり振り返ってみました。ほとんど無意識のうちに書いていましたが、それでも何か法則のようなものがあるはずだと、いわば暗黙知を形式知にしてみようとしたわけです。すると、どうやら自分なりのコピーライティングのプロセスがあることに気がつきました。こういうプロセスを知ると、言葉の精度が上がります。コピーでいうとクオリティのばらつきが少なくなります。何より、短い時間で当たりのコピーを書けるようになります。

著者プロフィール

伊藤公一(いとう・こういち)

クリエーティブディレクター/コピーライター。コピーライターとして電通入社。ANA、ニッカウヰスキー、サッポロビール、花王、リクルート、日本航空、三井ホーム、日産、大成建設、明治、新生銀行、みずほフィナンシャルグループ、朝日新聞などのクリエーティブを手がける。 2011〜2015年Hondaのエグゼクティブクリエーティブディレクター(ECD)として全コミュニケーションの統括を行う。2016年からはみずほ銀行のECDと して主にオリンピックキャンペーンを統括。その後クリエーティブディレクションセンター長、電通九州チーフクリエーティブオフィサーを経て、2020年ウミナリ設立。TCC賞、ADC賞、ACC賞、朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤーなど受賞。現在、福岡と鹿児島を拠点にディレクターとして活動中。