1979年の発売以来ロングセラー商品である「うまい棒」を中心に、菓子、食料品の企画・販売を手掛けるやおきん。この業界を取り巻く環境が昨今、変わってきた。主たる取引先であった駄菓子屋の店舗数が減り続けているため、卸先が玩具問屋ルートの他、スーパー、ゲームセンター、ノベルティ業界、居酒屋等、かなり広範囲に及ぶようになった。
同社の商品課の中多俊太郎氏は「現在『うまい棒』の主な購買層は30-40代だ。この世代に比べて、若年層にはお小遣いを持って駄菓子屋に通った経験を持つ人が少ない。今後若い世代にいかに『うまい棒』を含めた駄菓子の面白さを伝えられるかがポイントだと感じている」と語る。
そのため、商品課としてはTwitterなどのSNSを通じて若年層とのタッチポイントをつくり、駄菓子の良さ、面白さを知ってもらえるよう取り組む方針だ。「当然、時代を越えて親しまれている懐かしい菓子である駄菓子の伝統を大事にしつつ、これからの時代にも通用する普遍性・汎用性のある企画をつくっていかなければならない」(中多氏) 。
そこで中多氏は、一昨年の秋に自己研鑽のために自費で受講した宣伝会議の「マーケティング実践講座」で「目からうろこの体験」をしたことを思い出し、講座から得られる「汎用性があり普遍的なノウハウ」を商品課のメンバーに共有したいと宣伝会議に相談。受講方法と費用がネックとなっていたが、オンラインスタンダートトレーニングを、東京都の助成金を利用することで解決し、メンバー全員が受講することになったという。
昨年末に受講が終わったばかりであるものの、メンバーの発言や行動に変化の兆しが見えている。「11月11日のうまい棒記念日に企画の一環として『うまい棒』の川柳を募集したところ、27158句の応募があり、作品の背景について心温まるコメントを書き添えたものもあった。講座で『コミットメントと一貫性の法則』の解説を聞いていたので『まさしくこのことだ』と納得した」(中多氏) 。
「今後も既存の方法にこだわらず、さまざまな施策を試しつつ販売戦略を立てていきたい」と語った。
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