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SDGsブランド消費者ランキング、トヨタが圧倒的1位を獲得

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博展(東京・中央)は、2017年にスタートし5年目の開催となる「サステナブル・ブランド国際会議2021横浜」内にて、生活者のSDGs(持続可能な開発目標)に対する企業ブランド調査「Japan Sustainable Brands Index(以下、JSBI)」のランキング結果を発表。調査対象企業180社から、トップ50と17業種別のトップ5を公開した。

JSBIは、日本国内に展開する企業ブランド180社について、「SDGs貢献イメージ」と「企業の取り組みや商品、及びブランドのサステナブル価値」を評価指数化。全国18~79歳の男女の9000回答サンプルをもとに実施した。

圧倒的1位トヨタ自動車、良品計画、味の素が続く

総合1位は「トヨタ自動車」。SDGs貢献イメージ、SDGs評価得点(重要度×企業評価を基準化し算出)双方で1位を獲得し、2位と4ポイント引き離しての圧倒的な評価を得た。2位以降は良品計画、味の素、日立製作所、住友林業という顔ぶれとなった。

JSBIトップ20企業(SDGs貢献イメージ得点+SDGs評価得点)

出所/博展

業種別は「素材・化学・機械」「薬品・医療用品」全社が100点超えで好評価

分析対象の180社を17の業種に分類し、各業種の特徴を分析した結果、「素材・化学・機械」は対象企業9社すべてが得点100を超えた。順位は最高位が「クボタ」の15位、最低位も81位と総じて評価が高いという結果に。「薬品・医療用品」においても6社すべてが得点100を超え、順位も最高位が「ロート製薬」で33位、最低位が64位だった。これらの業種においては、業種内格差が小さくなっていることが伺えた。

JSBI 17業種別トップ5企業(SDGs貢献イメージ得点+SDGs評価得点)

出所/博展

なお、「SDGs」の認知度は2018年1月には9.3%だったが、今回の調査(2020年12月実施)では58.1%へと大きく伸長。今後もさらに企業のSDGs活動に対しての生活者の関心が高まり、それらが実際の行動(購買や推奨など)に影響を及ぼしていくことが予想される。企業にとってもよりSDGsに重きをおいたマーケティングやコミュニケーション活動の重要性が増していくだろう。