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NHKと民放連、ラジオが伝えてきた災害の当事者の「証言」を27本公開

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NHKと日本民間放送連盟(民放連)は3月5日から、共同でラジオキャンペーン「ラジオの証言~災害を語り継ぐ~」をスタートさせた。同日には、NHKと全国の民放ラジオ局が取材をしてきた災害現場の当事者の声を集めた特設サイトを公開した。東日本大震災から10年の節目に合わせ、「ラジオを聴く習慣は、いざというときに役立つ」と周知することが狙い。現時点で27本の音声が公開されている。

 
特設サイトでは、過去に各局でオンエアされた番組や音声アーカイブから、災害や防災に関する取材など内容の一部を音声で聞くことができる。災害は「震災」「風水害」「火山災害」「雪害」「その他」と分類されており、古くは1959年の伊勢湾台風(CBCラジオ)、1995年の阪神・淡路大震災(朝日放送ラジオほか)に関する内容のほか、2011年の東日本大震災発生以降の災害を中心に集められた。直近では2020年の熊本豪雨、福岡豪雨関連のコンテンツもあり、すべてエリア別の検索も可能。

「東日本大震災」のカテゴリでは、NHK、東北放送、FM仙台の関連コンテンツを公開している。例えば東北放送では、2021年2月3日放送の『ロジャー大葉のラジオな気分』から、岩沼市のクリニックの院長による発災後の人工透析治療に関するインタビューなどを9分51秒にわたって公開している。

このほか、2020年の「熊本地震」のカテゴリでは、NHK『はっけんラジオ 九州・豪雨から1か月』から、支援物資を届ける活動に取り組んだ元サッカー日本代表・巻誠一郎さんへのインタビューも4分54秒にわたり公開されている。

企画制作を手がけたスパイスボックスのプロデューサー 原良太氏は企画意図について、「本サイトではラジオ局が伝えてきた災害リスクと、防災・減災に役立つ知恵を聴くことができます。決して他人事ではない、身近で起こりうる災害に、ラジオの有用さを感じていただければ」とコメントしている。

また一般のリスナーからもサイトを通じて、災害時にラジオを活用したエピソードやストーリーも募集中だ。4月中旬以降は、各局の看板パーソナリティへのインタビューなども公開予定。

スタッフリスト

企画制作
スパイスボックス
Pr
原良太
企画
小谷哲也
アシスタントPr
月野和輝
サイト制作
HUSMA
AD
岩本遼
D
本名静菜

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター