英美術館のショップがスーパーマーケットに 創造性で規制を回避

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ジン「ボンベイ・サファイア」の協賛で、英デザイン・ミュージアム(ロンドン市)のグッズショップが「スーパーマーケット」として期間限定オープンしている。広告会社はアボット・ミード・ヴィッカーズBBDO(AMV BBDO)で、PR会社はオグルヴィ・パブリックリレーションズ。

ロンドンでは美術館やアートスペースが新型コロナウイルス感染症拡大の影響で閉鎖を余儀なくされており、デザイン・ミュージアムもそのひとつ。そうした中、4月21日、生活必需品を販売する「スーパーマーケット」であれば営業できるとして立ち上がった企画。

店内に大きく掲げられているのは「クリエイティビティ・イズ・エッセンシャル」のキャッチフレーズ。人が生活する上で欠かせない仕事に従事する人を指す言葉「エッセンシャル・ワーカー」を思わせるフレーズで、「創造性も生活に必要だ」と訴える。

販売される商品は、キドニービーンズ、紅茶、コーヒー、パン、パスタソース、ポリッジオーツ、米、トイレットペーパー、洗濯用洗剤など。いずれも新進気鋭のアーティストを起用した特別製のパッケージで、ひとつの展示会としても機能している。

「スーパーマーケット」での収益は、デザインミュージアムの基金「エマージング・デザイナー・アクセス・ファンド」に寄付される。新進のアーティストやデザイナーがデザイン・ミュージアムの展示会、講演会、イベントに無料で参加できるようにするための基金だという。

オープンは25日まで。商品はデザイン・ミュージアムのオンラインストアでも購入できる。

「スーパーマーケット」として期間限定オープンした、英デザイン・ミュージアムのグッズショップ「ハイストリートショップ」。内外装を手がけたのはデザイナーのカミーユ・ワララ氏。ふだんのシックな印象から一変した。通常はデザイン関連書籍や、新進デザイナーによる製品を扱う。

ジン「ボンベイ・サファイア」が協賛した。デザインはアーティストでアニメーションディレクターのラフ・マーシー氏が制作。右端のキドニー・ビーンズの缶は、大河原健太郎氏がデザインした

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