2020年に開催された第12回「販促コンペ」のグランプリを受賞したEPOCHの藤巻百合香氏と菅原由佳氏。2人はグランプリ受賞を機に、2021年2月に希望していたプランナーへの転向が認められたという。そこで、2人が販促コンペに応募した経緯から受賞までの動き、おすすめの取り組み方をインタビューした。
※応募締め切りが6月3日に迫る第13回「販促コンペ」への応募はこちら。
藤巻氏、菅原氏の応募作品。グランプリと協賛企業賞の同時受賞で、審査員からも高い評価を受けた。
実績づくりのために応募
—現在のお二人の仕事内容について教えてください。
藤巻:今年2月からプランナー職になり、メディア横断型の統合プロモーションのプランニングをしています。
菅原:私は、アソシエイトプロデューサーとして、動画制作を中心にプロダクションマネジメントを行っています。そのほかにもデザイナーとして、ロゴやポスターなどのアートディレクションも担当しています。。
藤巻:私はもともと、プロダクションマネージャーとして、アウトプットの最前線で働いていました。ただ、もっと企画の骨子の部分に関わりたいという思いがあり、クリエイティブディレクター(CD)のようなポジションを目指すにはどうすればよいか、考えていました。周囲の人に聞くと、CDにはアートディレクター(AD)か、コピーライターからなる、という道があると知り、美大卒が前提になるADからは難しいので、まずはコピーライターになろうと思いました。実はコピーライター養成講座も受講していました(笑)。
—そこから、どのように販促コンペに応募に至ったのでしょうか?
藤巻:あるとき、社内のCDの人に私の考えたキャッチコピーがいいね、と評価をもらい、プランニング業務のサポートもするようになりました。しかし、制作の仕事をやりつつ、プランニングをするという両立はかなり難しく、とはいえ会社としても、いきなりプランニング業務を全部まかせることはできないから実績をつくってほしい、と言われました。
当社は統合プランニングに強みを持つ会社だったので、総合的な力が試される販促コンペはまさにぴったりでした。ほかにも、いろいろ公募コンペは探しましたが、グラフィックや映像、コピーなど何かに特化したコンペはあっても、販促コンペほど自由なものはありませんでした。
ただ、もともと販促コンペは知ってはいましたが、日々の仕事に追われ、チャレンジできるタイミングはありませんでした。制作部の周りの人も応募している人はおらず、自分とは縁遠いもののように感じていました。我々のような少数精鋭のプロダクションではなく、人材に余裕のある大手広告会社の若手プランナーが社内でチャンスをもらうために挑戦するものというイメージもありました。
なかなか応募できない状況が続いていましたが、昨年は4、5月の緊急事態宣言によって、企業のプロモーション活動が一時止まったため、余裕が生まれ、取り組むことができました。
新着CM
-
AD
宣伝会議
味の素、パルコなど登壇。マーケティングの最新情報をお届けします。
-
クリエイティブ
マクドナルドのSNS施策「#シズル文學」で食欲を刺激 ナレーションは津田健次郎
-
クリエイティブ
YouTube Works award Japan 2023 グランプリは「『電...
-
コラム
バラエティ番組の「号泣事件」で自分らしさを考えた(勝地涼)【後編】
-
広告ビジネス・メディア
交通広告に接触した人数の計測手法定める「メジャメントガイドライン」第2版が公開
-
AD
広告ビジネス・メディア
将来の顧客層である若年層がターゲット 地域社会や学校と連携した広告活動 「応援ノ...
-
特集
The Art of Marketing マーケティングの技法
-
人事・人物
【人事】電通(23年7月1日付、8月1日付)
-
人事・人物
PARTYの中村洋基氏がFIELD MANAGEMENT EXPANDに参画