昨今の状況は、マス4媒体広告費の構成比の低下及びインターネット広告費の伸長という背景の中で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響をうけて、リーマンショックに次ぐ厳しい状況だと感じています。ウェブ広告を代表に、様々な広告媒体があふれて選択肢が多岐にわたり、広告主もどの媒体が有効なのか確証を得られていません。
しかし、生活者がインターネット上で情報を探せる時代になったからこそ、身近な生活情報に出会うことが難しくなり、新聞折込広告チラシの有効性が増しています。例えば隣町にオープンしたお店を知る方法は、今では少なくなっています。新聞の発行部数の減少により地域の情報が入らなくなり困っているのは、チラシが届かなくなった生活者だということです。
生活者に情報を届ける視点
そのため、「生活者に地域の必要な情報を届ける」という視点から、新聞折込広告・ポスティングが改めて見直されているのではないかと考えています。そこで当社では、「読みたい」「届けてほしい」と声があがるチラシを生活者に届けることを目的にしたサービス「ヨミレター」を立ち上げました。「ヨミレター」は、新聞無購読層に対し地域の情報をお届けする事業です。この取り組みにより、新しいクライアントの開拓も進んでおり、中には新聞折込広告を中断していた業種(塾や不動産など)の会社にも戻ってきていただいています。
また、ウェブ広告では届かない層に対してリーチができる媒体として、ネットサービス企業にも活用していただいています。
チラシの新しい価値を創造
効率が良く、お茶の間まで届く媒体としては、新聞に折り込まれる新聞折込広告が一番です。ところが、残念なことに新聞無購読層は今後も増えていくと予想され、特に若年層へチラシをリーチさせるのは難しくなっています。しかし、「ヨミレター」などのポスティングによる新しい取り組みで、それらの課題を解決することができれば新たな可能性を生むことができる、と考えています。
いまこそ新聞折込広告に新しい価値を与えていくことが求められています。チラシとは広告ではなく、地域の生活者が必要とする「情報」であるという考え方が重要になっていきます。
生活者と広告主とをチラシを通じて結びつけ、毎日のお買い物を楽しくし、生活を豊かにしていく。ヨミレターはそのような受け手の目線で考えた媒体を目指しています。地域に寄り添う折込広告会社として、新聞折込広告を中心に、ポスティング、ウェブ広告を駆使して隙間なく情報をお届けしていければと思います。
読宣
業務本部 YC事業推進室 次長
森 健二氏
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