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新聞配達店ネットワークの活用が進むポスティング

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新聞折込広告では届かない層の補完媒体として注目されているポスティング。新聞販売店の配達網・スキルを活用する取り組みについて話を聞いた。

新聞折込のメリットは、比較的安価に、一度に全国一斉に展開できることです。新聞購読者に新聞と一緒に届けることができますので、お茶の間まで届く媒体といえます。

また紙媒体には、「一覧性」「保存性」があります。デジタルだとチラシのようにパッと見られる一覧性が無く、冷蔵庫に貼っておくなどの保存性がありません。それは新聞折込、チラシの特徴的な部分だと思います。

他にもチラシの大きさを変えることでインパクトを強めたり、毎日決まった時間にポストに届くという特性もあったりするので、それらを踏まえたプランニングを行うことができます。

業界としての新しい動き

新聞折込広告はそういった利点が活用されていますが、新聞購読者数の減少や、読者の高齢化ということが業界全体として課題に挙げられます。そこで朝日オリコミ大阪、京都新聞折込サービスセンター、神戸新聞総合折込、サンケイ折込広告、新広社の5社が協力し、「関西plus」というサービスを始めました。新聞販売店の配達ネットワークを活用し、エリア内の世帯環境を熟知する配達スタッフによって、これまでカバーしきれなかった新聞無購読層を中心に、精度の高いポスティングを行うものです。

新聞を購読していない若い世代に届けるためにはどうしても1社の販売店だけでは限界があります。そのため共同で配ることで、配布数を増やすことを実現しました。このポスティングと折込広告をセットで使用することで、多くの世帯に届き、カバー率を上げることができます。

また、京都新聞折込サービスセンターは朝刊と同時配布のポスティング商品「ターポス」、神戸新聞総合折込はカバー紙「COMPASS」と月2回配布の「こみ☆ぽす」という各社独自のサービスも展開しています。世帯カバー率をアップするために、このようなポスティング商品への取り組みも進めています。

地域での配達・デリバリー網の強さ

ポスティング配布サービスでは、その信頼性がポイントとなります。本当に配布されているのか分からなかったり、その地域に店舗(配布拠点)がなく配布員の顔が見えないため、住民から不審がられたりするなど。

それに対し、新聞販売店の場合はリアル店舗が各エリアに実在し、いつも地域に配っている新聞配達員が配布するため、「安心」が可視化されています。また配達員は「確実に配る」ことをモットーとしている方たちですので、配布にも管理にも責任をもって業務にあたります。

こういった安心感も広告主のみなさまに提供していきたいと考えています。

新広社
取締役 第一SP局局長
中村一夫氏

 

朝日オリコミ大阪
取締役 営業ASA事業担当
植田潤一氏