出前館は7月1日、料理人のオーディション番組「DRAGON CHEF 2021」(ABCテレビ)と連携し、番組に出演する料理人4名が監修したコラボメニューを開発。7月4日の番組放映とリアルタイムで連動し、特別メニューの注文を受け付ける。番組中のインフォマーシャルでコラボメニューを紹介し、利用者は出前館アプリを通じて注文。配達エリアのホテルが注文を受けて調理、出前館の配達員がデリバリーするという仕組み。
出前館がコラボする「DRAGON CHEF 2021」は、ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネットにて放送されている、次世代のスター料理人を発掘するオーディション番組。都道府県予選、エリア予選を勝ち抜いた料理人たちによるサバイバルラウンドが、全10回にわたりテレビ放映・配信されてきた。
今回、7月4日の決勝ラウンドに出場する4名の料理人が、出前館とのコラボレーション企画として「スペシャルソース」のレシピを考案。「ドラゴンシェフ 4種のアレンジソースハンバーグBOX」として、番組放映と同時に期間限定で販売を開始する。
企画の狙いについて、出前館取締役の藤原彰二氏は「テレビショッピングのような仕組みをつくりたかった」と話す。
「テレビショッピングは、基本的に全国で同じサービスや商品を受け取ることが可能。番組を見て、良いなと思ったらその場で購入することができるが、“出前”の場合は、その店舗のある商圏内にしか届けることができなかった。そこで今回、全国のホテルの厨房をクラウドキッチン化。“テレビでみて美味しそう”と思ったメニューをすぐに注文して食べるという、エンタテインメント性の高い仕組みをつくった」(藤原氏)。
リアルタイムデリバリーの施策は、番組側からの打診がきっかけだったという。それを全国で同時に配送するために検討したのが、ホテルのキッチンを活用すること。新型コロナウイルスによる宿泊業界への大きな影響があるなか、「出前館」へのキッチン提供という形で、雇用と場所の活用促進も同時に図っていくとしている。
また、テレビ番組とデリバリーを連動させることで、より飲食店と利用者の距離を近づけることも目的のひとつだという。
「テレビでは毎日様々な飲食店やホテルが紹介されていますが、どこか遠いところの話と受け止めている人は多いはず。今回のテレビコマース×デリバリーの仕組みを応用すれば、自治体と組んで地域の食材を使った料理や、メーカー考案レシピの料理などの出前販売が可能になる。オンラインとオフラインの垣根を超えて、飲食店・ホテル・食品メーカーといった業界全体の活性化を図っていきたい」(藤原氏)。
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