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ヤフー、国内での商標権取得 1785億円で合意

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ヤフーは7月5日、日本における「Yahoo!」および「Yahoo! JAPAN」の商標権を取得することでオース・ホールディングス(Oath Holdings)と合意したと発表した。現在「ヤフージャパン ライセンス契約」を締結しているオースHDの親会社ベライゾンメディアが売却されることを前提とした合意。

これまで利用料を払って使用していたブランド名ほか、関連する商標や技術利用の自由度を高め、事業展開を早める狙い。基本契約の内容には技術ライセンスの対象一式を永久に利用する権利と関連するサポートの取得などが挙げられている。対価は1785億円。

ベライゾンメディアは米通信大手ベライゾンが2017年6月、米ヤフーのネットワーク事業を約45億ドルで買収、15年に約44億ドルで買収したAOLと統合し、オース(Oath)として設立した。19年にはベライゾンメディアへ改称。通信事業との相乗効果が上がらず、20年11月には運営するWebメディア「ハフポスト」をバズフィードへ売却し、さらに2021年5月にはベライゾンメディア自体を投資ファンドへ50億ドルで売却することが発表されている。

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ベライゾンメディアの2021年1〜3月期の広告収入は19億ドル。2020年10〜12月期から2四半期連続の前年同期比2ケタ成長だったが、同期間のグーグルの広告収入は446億8400万ドルと、大きく水を開けられていた。