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新幹線乗車中にスマホから注文、座席まで配達 エキナカ商品拡販

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上越新幹線で9月4日、新幹線の座席からスマートフォンで、「エキナカ」の商品の注文を受け付け、席まで届けるサービスの実証実験が始まる。

対象となる「Maxとき」。「Maxとき」の定期運行は10月1日で終了する。10月16、17日の両日に新潟駅〜東京駅間で旅行商品専用列車として運行を予定(写真=123RF)

対象は、JR越後湯沢駅の専門食品店「CoCoLo湯沢 ぽんしゅ館」の商品。専用Webサイトから注文された商品を越後湯沢駅で積み込み、座席まで届ける。Webサイトにアクセスできる二次元コードは座席ごとに異なっており、利用客が入力しなくても、どの座席からの注文かを判別できるという。

乗車前に飲食物などを買い、持ち込む利用客が増えた結果、車内販売の需要は減っている。一部の新幹線では2019年3月、利用者の減少を理由に車内販売が取りやめとなった。

実施するのはジェイアール東日本企画(jeki)。実証実験を通じてニーズを探り、車内サービスの企画・開発に生かす。乗車後に、スマホからいわゆる「エキナカ」(=改札内の商業施設、店舗など)の商品を購入できるようにすることで、販売機会の拡大につなげる。注文に応じて積み込むことで、在庫管理をせずに済む効果も期待できる。

実験の対象車両は「Maxとき316号」(新潟駅午前10時18分発〜)と「Maxとき321号」(東京駅午後12時40分発〜)のグリーン車。期間は9月4日~10月1日の間の土休日。