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ESGの取り組み 知るのは「テレビ番組」「商品購入時」認知後は「調べる」

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企業のESGへの取り組みを消費者が知るのは「テレビ番組」「商品購入時」がほぼ同率で並ぶことがわかった。電通PRコンサルティングの企業広報戦略研究所が「2021年度 ESG/SDGsに関する意識調査」として、9月28日に発表した。対象は全国の20歳~69歳の男女1万人。6月23日〜30日にインターネットで調査した。

「企業のESGに関する取り組みをどのようなところで見聞きしたか」という質問に対し、最も多かったのは「テレビ番組」で16.9%だった。2位は「商品・サービスを購入して」が16.8%で、ほぼ同率となった。以下、「Webメディア」11.8%、「テレビCM」9.4%、「新聞記事」8.7%だった。「覚えていない」は6.2%、「取り組みを知らない」は42.3%、約半数は「非認知」の状態であることもわかった。

企業のESGへの取り組みの情報源をカテゴリー別に見ると、商品購入以外の「商品・サービスを試して」「店頭やショールームのPOP、ディスプレーを見て」「社員・店員などを通して」「パッケージ」といった商品や店頭などの接点が最も多く、合計で31.4%となった。いわゆる4マスメディアやWebメディア、フリーペーパーの番組や記事は合計で29.2%。広告は12.8%、オウンドメディアが10.2%、ソーシャルメディアが7.8%だった。

資料では「購入や試用、店頭、社員・店員、包装など」は、「リアル」として集約

「企業のESGやSDGsへの取り組みを知った後の行動」についての質問では、魅力を感じた企業や商品などについて「調べる」といった行動を取る人が多く、トップは「Webサイトの閲覧」で22.6%となった。商品やサービスの「購入または利用」は13.0%、商品やサービスを「見に行った」は8.5%だった。家族や友人・知人と話をした人は12.9%となった一方、「ソーシャルメディアに投稿・シェアした」は3.4%にとどまった。特に行動しなかった人も43.6%と多くを占めた。

企業広報戦略研究所の分析によると、ESG関連の活動で積極的に取り組んでいる業界20分類中、トップ3は1位「飲料」、2位「鉄鋼・重機」、3位「損保・生保・商社」。ワースト3は18位「コンテンツビジネス&プラットフォーム・サービス」、19位「医薬品」、20位「エネルギー」だった。