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高島屋、CCCと現代アート販売の合弁会社 外商販路を活用

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高島屋は10月14日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と現代アートを販売する合弁会社「TTC LIFESTYLE」を設立したと発表した。出資比率はCCCが66.6%、高島屋が10%、高島屋傘下の東神開発が23.4%。代表取締役社長は山下和樹氏。

CCCが調達した芸術作品を、外商など高島屋グループの販路で売る。ライフスタイル関連商品を販売する「蔦屋書店」を、東神開発が開発、運営する商業施設へ出店することも検討する。新会社は芸術作品の仲介や「蔦屋書店」の出店、運営を担う。

高島屋は美術・文化の提案、発信にも強みを持つ。写真は9月22〜28日に横浜高島屋で販売した写真家・瀬尾拓慶氏の作品「BLUE」。展示は今月10月5日まで実施した

主軸の百貨店業の再生への後押しにつなげる。高島屋の2022年2月期第2四半期の百貨店業の売上高は2930億5500万円、営業損失は69億6200万円。売上高は前年同期比で21.1%増となったものの、ことし7月以降の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、8月に売り上げが低迷。19年以前の水準には届いていない。

高島屋はTTC LIFESTYLEのほか、品揃えの再構築やネット販売の強化を掲げている。特にネット販売は好調で、8月のWebサイトの刷新後、売上高は33%増、購買点数は22%増となった。当第2四半期の売上高は136億円で、通期で345億円を目指す。23年度には500億円の目標を掲げている。