電通グループは11月12日、五十嵐博取締役が2022年1月1日付で社長執行役員(CEO)に就任するとの人事を発表した。3月に株主総会で代表取締役に就く。山本敏博社長は退任する。
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五十嵐氏は1984年電通入社。営業局を経て2013年営業局長、2017年執行役員、2018年取締役執行役員、2020年1月から電通グループ取締役と国内グループ会社を統括する電通ジャパンネットワークの社長、事業会社である電通の社長を務めた。新潟大学経済学部卒。61歳。
併せて、曽我有信取締役執行役員(CFO)が1月に副社長に、3月に代表取締役に就任する。これにより、代表は五十嵐氏と2人体制になる。現在は山本氏のほか、副社長の桜井俊氏、ティム・アンドレー氏の3人が代表取締役を務めていたが、桜井氏は退任し、アンドレー氏は取締役会議長に就く。また、武田薬品工業でコーポレート・オフィサーなどを務めた平手晴彦氏(Juulラボジャパン会長)が1月に副社長執行役員に就任する。
電通ジャパンネットワーク社長、電通の社長には、槫谷典洋取締役副社長執行役員が1月1日付で就任する。
槫谷氏は1988年電通入社。2016年デジタルプラットフォームセンター局長、2017年執行役員兼電通デジタル代表取締役CEOを経て、2020年1月から電通取締役副社長執行役員(現職)。
山本氏は2017年1月に電通社長に就任。5年近くトップを務め、持株会社制への移行のほか、デジタル化や労働環境改革を推進した。
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