中国向け広告、EC支援で新会社 大広、ワンドットと合弁

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大広は11月12日、新会社「カラバナ(科瑞奈〈上海〉文化科技有限公司)」をことし9月に設立したと発表した。中国の100%子会社と、中国向けマーケティング支援のワンドット(東京・港)の100%子会社による合弁会社。大広は新会社を通じて中国の主要SNSを通じた広告配信やEコマース支援を拡大する。出資比率は大広子会社が95%。総経理(社長)は大広の矢間之久氏が務める。

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「小紅書(Red)」に設けられた「LadyX」のアカウント。「小紅書」は口コミ投稿とeコマースが両立したソーシャルメディア

新会社では中国の主要ソーシャルメディアのアカウントで美容や健康情報を発信する「LadyX(レディエックス)」の運営を担う。「TikTok(抖音)」や「Weibo(微博)」「Red(小紅書)」などの合計フォロワー数は約200万人。新会社では今後、「Tiktok」でのライブコマースやタイアップ動画の配信など、日本企業の中国向けマーケティング支援事業に乗り出す。メインターゲットは、中国の大都市圏に住む女性25歳〜40歳。

新会社の総経理に就く矢間氏は1999年の大広入社後、CRM事業本部プロデューサーやDRS事業本部副本部長を経て、中国でのDMビジネス支援会社の総経理に就任。D&Iパートナーズ取締役、グローバルビジネス本部ECビジネス開発局などを経て、現職。

ワンドットは、育児情報などの動画コンテンツを各SNSで配信している企業。約40のSNSで合計1200万フォロワーを数える。同様の枠組みで「LadyX」を大広の子会社と立ち上げた。

中国で拡大する美容関連市場にアプローチしたい企業の需要を見込む。中国の美容市場は若いうちからアンチエイジングに取り組む「抗初老」がけん引しており、米調査会社のグローバル・インダストリー・アナリスツは、2027年までに中国のアンチエイジング製品市場規模は30億ドル(3415億円)へ成長すると予測している。20年〜27年の年平均成長率は7.2%で推移するという。

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