【CES2022】来年の会場参加に期待しつつ、今年の現地の様子を素早くチェック(玉井博久)

自動運転や宇宙関連技術が注目を集めた「CES2022」。今年は米国ラスベガスの見本市会場とオンラインのハイブリッドで開催され、1月7日に閉幕しました。江崎グリコの玉井博久氏によるCES2022レポートの最終回となる本稿では、現地ラスベガスの様子を紹介します。

 

メイン会場からタクシーの列が消えた

CES2022は当初の予定より1日短くなり、ラスベガス時間1月7日に幕を閉じました。今年こそは現地参加を予定していた方の中にも、コロナの再拡大によって現地入りをあきらめた方は多いかと思います。私自身も、シンガポールからのリモート参加でした。

ただ前回レポートで紹介しましたが、abbottなどが手掛けるヘルステックの普及、そして国際移動に関する国家間の調整が進んでいることを考えると、CES2023こそは現地参加が期待できるのではないかと考えます。
そこで、CES2023の現地参加に備えて、今年の現地はどんな雰囲気だったのかを、現地入りされた方からお聞きして、ざっと知ることができればと思います。

まずはメイン会場であるラスベガスコンベンションセンターのセントラルの様子です。下の写真はそのセントラルに入場したすぐのところで撮られたものですが、開催前の搬入時間に撮影されたものではありません。一般公開初日に撮影されたものです。CESに参加されたことのある方でしたら、いかに人がいないかがお分かりになるかと思います。またノース側にあったタクシー乗り場も、例年ずらーっと続く行列は消え、タクシーも数台だけ待機という状況です。

なおこのセントラルから南側に移動して、近年VRやARなどが展示されていたサウスは今年閉鎖されていたとのことです。そのため、ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)会場では、セントラル、ノース、そして新しくできたウェスト(その代わりウェストゲートは閉鎖)の3会場となっていました。

 
会場の入り口には、マスクと三種類のシールが置いてありました。このシールは緑色なら「握手OK」、黄色なら「拳をぶつけ合う挨拶OK」、赤なら「触らないでください」という意思表示をするもので、IDバッジに好きな色のシールを貼って、会場を移動することを促していました。

 
続いて、グーグルやLGをはじめ直前の出展キャンセルがあったためか、例年なら無料配布される出展者情報と出展者マップがまとまった冊子の発行はなく、CES2022のアプリをスマホにダウンロードし、そのアプリから会場内に設置されているQRコードを読み取って、お目当ての企業がどこにあるかを探して会場を回るしかなかったようです。その結果、複数のお目当て企業をどういう順番で回っていこうという計画が立てづらかったと聞きます。

次ページ 「サムスンはスマホへの情報発信で入場制限を実施」へ続く

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