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九州限定で容量2割増しに サラダクラブ、産地廃棄低減で

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パッケージサラダ製造・販売のサラダクラブは2月1日から「千切りキャベツ ビッグパック」など2品を20%増量して販売する。参考小売価格は204円で、内容量は「千切りキャベツ ビッグパック」が336グラム、「ミックスサラダ ビッグパック」が264グラムとなる。九州エリア限定で、期間は25日まで。

増量して販売する2品

市場価格が下落するのを防ぐ緊急需給調整策の一つ「産地廃棄」による食品ロスを低減させる狙い。冬季は九州でキャベツの出荷最盛期を迎えるが、市場価格によっては農作物は肥料や飼料にするほか、有効できない分は廃棄することがある。

農林水産省の「令和2年産野菜生産出荷統計」では、2020年の九州エリア(大分を除く6県)の冬季のキャベツ収穫量は11万1200トン。出荷量は9万9550トンだった。差し引き1万1650トンが市場に出回らないことになる。宮崎県1県の出荷量1万1400トンに相当する。

サラダクラブは1999年、キユーピーと三菱商事が共同出資して設立した企業。マクロミルの調査では、パッケージサラダ市場ではトップシェアで、2020年11月現在で全国1万6000店で販売している。同年の売上高は271億円。