アシックスジャパンは3月2日、海水中で生分解するショッピングバッグを開発したと発表した。協賛する国内マラソン大会やスポーツイベントでの商品購入時に渡す。カネカ開発の素材を採用した。
肩から提げるタイプのショッピングバッグ(ショルダーショッパー)で、30度の海水中で6カ月以内に90%以上、生分解される素材を使用した。植物油などを原料としており、海水や土壌に存在する微生物によって分解される。
ショルダーショッパーは容量が大きく、肩にかけて持ち歩けるなどの利便性に優れるため、再利用率が高い。アシックスは「環境問題を身近に感じられると判断し、ショルダーショッパーに生分解性素材の導入を決めた」という。
同社の直営店では2019年から紙製のショッピングバッグに順次切り替えたほか、21年春からは、衣類を再利用したエコバッグを発売するなどしている。
サイエンス誌に2020年9月に掲載された『Predicted growth in plastic waste exceeds efforts to mitigate plastic pollution』では、2016年時点で世界全体のプラスチック廃棄物の11%に当たる1900万〜2300万トンが水生生態系に流入したと推定している。
マイクロプラスチックについては、『Primary Microplasticsin the Oceans: a Global Evaluation of Sources』が年間80万トンから250万トンが流出していると報告している。
マイクロプラスチックは水生生物や人体への影響が懸念されるほか、船舶や漁業などに被害をもたらすもので、発生源の35%は合成繊維を使用した衣類の洗濯という。ほかに、タイヤ(28%)、靴底や調理用具、建築物の塗装の摩耗(24%)が挙げられている。
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