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グランプリはイムラ封筒 「認知拡大&新規獲得!toB向けカフェ風DM」―第36回「全日本DM大賞」発表

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優れたダイレクトメール(DM)の活用事例を顕彰する第36回全日本DM大賞(日本郵便主催)の各賞が3月18日に発表され、グランプリにはイムラ封筒の「認知拡大&新規獲得! toB向けカフェ風DM」(広告主/製作者 イムラ封筒)が選ばれた。

受賞したDMは、顧客のダイレクトマーケティングを総合的に支援するサービス「イムらと」のサービス内容とブランドの認知拡大を行い、顧客獲得を目指すためのもの。DM のコンセプトは、売り込まない無料相談所「イムカフェ」。顧客が抱えるダイレクトマーケティングの課題や悩みを、気軽に無料で相談できるカフェがオープンしたという設定で、カフェの外観をモチーフにした封筒デザインや、メニュー風にサービスを案内し、ドリップコーヒーとコースターを同封した。

DM封筒の窓から見えるのはコーヒーのドリップパックで、コースターも同封して送付された。

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DMコンセプト「イムカフェオープン」に合わせ、封筒は店舗外観、サービス内容はメ
ニュー風、メンバーはカフェ店員と、DM全体をすべてカフェの雰囲気で統一。

そのほか、金賞にはDINOS CORPORATIONと一澤信三郎帆布、ネクスウェイ(システム開発)/エッグ(販売元)が受賞した。各賞の詳細は3月18日以降、「第36回 全日本DM大賞」公式Webサイトで紹介する。

グランプリを受賞したイムラ封筒の床井奈美氏は「カフェの世界観を封筒から中身まで全てに組み込みました。差別化の一番のポイントは『人』が見えるようにしたことです」と語った。DMがきっかけで、今まで会えなかった顧客のアポイントを獲得するなど反響があったという。

オンライン贈賞式でグランプリ受賞の喜びを語るイムラ封筒の武数馬氏(左)と床井奈美氏(右)。

審査委員長を務めた恩藏直人・早稲田大学商学学術院教授は、同日開かれたオンライン贈賞式で、「DMはテレビやネットと違い、閉ざされた中でのコミュニケーション。そういった環境の中でも今回の受賞作のような素晴らしい作品があると感じました。さらなるDMの発展を期待したいです」と講評を述べた。

本賞は、2020年4月1日から2021年9月30日までに制作され、発送されたDMが対象。応募710作品の中から「戦略性」「クリエイティブ」「実施効果」の3つの評価軸で28の入賞作品が選ばれた。