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花王、保育園で紙おむつサブスク ユニ・チャーム追う

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花王は4月1日、保育園向けに紙おむつのサブスクリプション(定期購入)サービスを開始する。保護者が代金を支払うと、サービスに登録している保育園に乳幼児用紙おむつ「メリーズ」を届ける。同様のサービスはユニ・チャームが2019年から実施している。いずれも配送や料金の収集などは、BABY JOB(大阪市)が担う。

手洗い教室や一人で髪を洗えるようにする教室などを開催するほか、園内施設の衛生を保つための商品も保育園向けに販売する。

保育施設では登園時に、預ける乳幼児が使う紙おむつの持参を保護者に求めるケースが多い。管理上、1枚ずつ子どもの名前がわかるよう、書き入れたり名前スタンプを押したりする必要がある。一般的に毎日5〜6枚程度を用意することになり、保護者と園、双方の負担になっている。

花王によると、紙おむつのサブスクリプションサービスは需要が広がっているという。先にBABY JOBと共同で保育園向けのサブスクを始めたユニ・チャームのサービスは3月時点で、東京都内527園、大阪府172園をはじめ、導入施設が約1980園に上る。渋谷区が区内の公立保育園で2カ月間、導入の実証実験を行うなど、自治体との連携も進む。