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書店で訳あり食品を販売 日販とクラダシ、年内に50店舗

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日本出版販売(日販)は4月から、書店店頭で賞味期限間近など、いわゆる「訳あり」商品の販売を始めている。2022年度内に全国50店舗以上に広げる。

先行実施していた天一書房日吉店(横浜市)や、あゆみBOOKS仙台一番町店(仙台市)で一定の手応えを得た。4月には東京のリブロ南町田グランベリーパーク店(町田市)で取り組みを本格化させている。

クラダシの商品を販売する、リブロ南町田グランベリーパーク店(東京都町田市)

「訳あり品」の販売に合わせ、まだ食べられるにもかかわらず廃棄される食品=フードロスの削減に関連した書籍や雑誌を陳列。併売も狙う。

クラダシ(東京・品川)と提携した。同社はメーカーから、賞味期限間近だったり、パッケージに汚れやキズがあったりなどして一般流通に乗せられない商品などを買い取り、会員制のeコマースサイトで販売する企業。22年3月末までに1万8632トン分の食品廃棄を減らしたとしている。

農林水産省の推計では、2019年度の食品関連事業者から発生する食品廃棄量は約309万トンで、前年度から約15万トン減少した。推計を始めた2012年度以降、最小値となった。