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食品ロスの広告効果検証 消費者庁、楽天対ロッテ戦で

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消費者庁は8月に行われるプロ野球公式戦で、廃棄される食品を減らす「食品ロス削減」のための広告効果を検証する。2025年開催予定の大阪・関西万博など、大規模イベントでの食品ロス削減につなげる。楽天グループへの委託事業。

実施するのは、8月3日、19日開催の東北楽天ゴールデンイーグルス対千葉ロッテマリーンズ戦。楽天生命パーク宮城(仙台市)のビジョンやゲート付近、球場内ののぼりのほか、TwitterやFacebookなどの公式アカウントを用い、「食べ残しゼロにトライ!」などと呼びかける。

「来場者の視界に自然と入る掲示物を用いて訴求した場合、どれくらい削減効果があるのかを検証したい。強制ではなく、自発的な行動を促せればと考えている。大阪・関西万博など、今後行われる飲食を伴う大規模イベントで食品ロスを減らすための手がかりにもなる」(消費者庁)

掲示物の有無で、球場で出るゴミの量が変わるかを検証する。対照群は6月、7月に開催した試合、7日間ほど。楽天グループの「楽天ID」を活用し、来場者に対する事後アンケートも実施する。食べ残しなどのゴミはリサイクルに回すほか、仙台市は来場者に向けて家庭で余っている食料の寄付を募り、慈善団体などに提供する「フードドライブ」も実施する。

2022年度の東北楽天の1試合平均入場者数は1万9169人。

東北楽天は7月10日には「サステナブルデー」と題したイベントを開催。人力発電や、不要になったユニフォームの再利用などの体験企画も用意した