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『雪肌精』の商品ライフサイクルを通じたCO2排出量を可視化 消費者理解を促す

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コーセーは9月27日、スキンケアブランド『雪肌精』の「雪肌精 クリアウェルネス」シリーズを対象に、製品のライフサイクルを通じたCO2排出量を数値で可視化する取り組み(カーボンフットプリント:以下CFP)を開始すると発表した。同社は環境省が実施する「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」の参加企業に選ばれている。

CFPは、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルなど、つくられてから捨てられるまでのライフサイクルの各過程で排出された温室効果ガスの合計量をCO2量に換算。その数値を商品などに表示することを指す。消費者は、購入し使用する際にCO2排出量を自覚することができる。

環境省では、コーセー、明治ホールディングスなどの4社を「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」の参加企業に決定。製品・サービスのCFPの算定及び表示・活用に関する先進的なロールモデルを創出することで、消費者の脱炭素に貢献する製品・サービスの選択を促すことを目指している。

『雪肌精』は今年発売38年目を迎えるロングセラーブランド。その中で、CFPの対象に選ばれたのが、2020年のリブランディングを機に新しいラインアップに加えた「雪肌精 クリアウェルネス」シリーズだ。‟つくり方にも透明感を”というメッセージを掲げ、環境負荷の低いパッケージへの切り替えや、製造方法の見直し検討など地球環境へ配慮した商品設計を行っている。

同社は、環境省から委託されたボストン コンサルティング グループの支援のもと、CFP算定を行うとともに、消費者への分かりやすい表示などについて検討。コーセーのコーポレートサイトや、雪肌精のブランドサイトで開示していく予定だという。

境負荷の低いパッケージへの切り替えなど地球環境へ配慮した商品設計が行われている「雪肌精 クリアウェルネス」シリーズ。