信頼関係の強い組織ほど健康リスクは低く

調査期間:2021年4月1日~2022年3月31日、調査対象:ドクタートラスト・ストレスチェック実施サービス 2021年度契約企業・団体の一部、企業・団体数:940、有効受検者数:32万4642人

ドクタートラストは10月27日、2021年度にストレスチェックサービスを利用した組織の結果を分析し発表した。ストレスチェック制度は、従業員数50名以上の事業場で年1回の実施が義務づけられているもの。同社では受検者のデータを分析しており、職場の雰囲気が安全・安⼼・ポジティブであるかを数値化した独自指標「TRUSTY SCORE(職場環境指標)」の算出も行っている。

分析によると、信頼関係の強い組織のほうが、健康リスクは低い傾向にあることが分かった(図参照)。健康リスクとは、組織の中で疾病休業が発生するリスクを示す指標。信頼関係が強い組織ほど、疾病休業等の健康問題が発生するリスクが下がる傾向が見られた。

また分析の結果、信頼関係の強い組織のほうが、高ストレス者率も低い傾向にあることも分かった。「TRUSTY SCORE」が良好な組織へのヒアリング調査では「職場環境改善の取り組みを単発なものとして捉えず、日々の業務に取り入れる視点」が共通項として浮かび上がっているという。


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