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「カルピス」の誕生、販促活動から価値向上まで100年を超すブランド史を公開

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アサヒ飲料は11月1日、創立50周年企画として、「カルピス」「三ツ矢」「ウィルキンソン」の歴史を紹介するブランド史をホームページで公開した。「カルピス」のブランド史では、1919年の日本初の乳酸菌飲料の誕生から、「初恋の味」をキャッチフレーズにした広告による普及活動、時代に対応した『カルピスソーダ』や『カルピスウォーター』の発売などを紹介している。

「カルピス」の誕生と初期の広告活動編では、1922年に初めて新聞広告で「初恋の味」がキャッチフレーズに採用された経緯などを紹介。「カルピス」価値向上プロジェクト編では、2000年代に入り、「カルピスウォーター」などストレート飲料の販売が順調に推移する一方、相対的に希釈用の「カルピス」の市場における存在感が薄れつつあったと記録されている。

ブランドの原点である希釈用の存在感が低下することは「カルピス」ブランド全体にマイナスの影響を及ぼしかねなかったという。そこで、2004年、「カルピス」85周年施策として「カルピス 飲ませ隊全国キャラバン」を編成し、水玉模様のラッピングカーで主要都市を巡回し、店頭サンプリングなどを実施。翌2005年から始まった「カルピス ステーション」へと引き継がれ、各地の量販店で事前配布した絵本『ミズタマさんのおくりもの』に登場するミズタマさんが、量販店を訪問して「カルピス」のつくり方を教えてくれるという企画で、全国の消費者、特に子どもたちに「カルピス」をつくる楽しさを伝え、ファンになるきっかけをつくっていったという。

ブランド史は、ロングセラーブランドの歴史を知ってもらい、清涼飲料業界の歴史にも興味・関心を持ってもらうことを目的に制作された。この他、「三ツ矢」のブランド史では130年以上の透明炭酸飲料の歴史を、「ウィルキンソン」のブランド史では1904年の誕生からの歴史を紹介している。2023年春には「バヤリース」などその他のブランド史の公開も予定している。