全国農業協同組合連合会(JA全農)は12月8日、音声コンテンツ「JA全農 ホットミルクと真夜中のモ~ツァルト」を公開した。ナビゲーターは声優の諏訪部順一氏が務める。安眠を促すBGMコンテンツと合わせ、冬場に消費が落ち込む牛乳の消費喚起を促す。
農林水産省「牛乳でスマイルプロジェクト」などの発表によると、生乳は、例年、春先と年末年始に需給が緩和。飲用牛乳の消費量は、年末年始は学校給食がないなどの理由で低水準になるという。近年では、コロナ禍による業務用需要の停滞が重なり、乳製品工場の処理能力を上回って生乳が供給される事態も懸念されてきた。
JA全農では、こうした背景を受けて年末年始の需給緩和が予測される時期に合わせ、牛乳の消費喚起をする施策を実施。今回は、不安定な社会情勢やテレワークの増加などにより、不眠に悩む人が増加している問題に着目した。睡眠評価研究機構の代表で医学博士の白川修一郎氏によると、牛乳には睡眠を安定させる物質が含まれるという。担当者は「睡眠研究に基づきオリジナルで開発された音声コンテンツを、ホットミルクを片手に楽しんでもらいたい」と話した。
第一夜が公開されたYouTubeのコメント欄には「牛乳買うか今日、迷ったので買ってくれば良かったと後悔中」「牛乳買わなきゃ!」といったコメントもあがっている。今後、全6話の公開を予定している。
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