Metaの日本法人であるFacebook Japanは1月28日の「データプライバシーデー」に合わせ、1月27日からの3日間、FacebookやInstagramにおけるパーソナライズ広告の仕組みを疑似体験し、SNSの活用方法を学ぶイベント「Meta Bookstore(メタ ブックストア)」を東京・渋谷で開催した。
1月27日に行われた記者会見で同社・公共政策部 部長の小俣栄一郎氏は「パーソナライズ広告は好みにあった商品やサービスの発見につながり、SNSの体験をよりリッチなものにしてくれる」と語り、イベントを通してパーソナライズ広告に対する生活者の理解を促進したい考えを示した。
「Meta Bookstore」は代官山 蔦屋書店(代官山T-SITE)協力のもと開催。来場者はスマートフォンで特設サイトにアクセスし、FacebookやInstagramで、つい見てしまう自分にとって関心度の高いカテゴリーを選択。その回答結果に合わせて、代官山 蔦屋書店のコンシェルジュがおすすめ本を紹介してくれるというもの。気になった書籍はその場で試し読みをすることもできる。
Metaが提供する「パーソナライズ広告」は利用者が「いいね!」した投稿などのアクティビティや登録情報などをもとに、それぞれの興味関心に沿った広告をFacebookやInstagramで表示する仕組み。Meta Bookstoreではこれらの仕組みをコンシェルジュに伝えた情報をもとに自分にぴったりの本と出合う体験になぞらえている。
同日は「プライバシーを管理しながら賢くSNSを使う方法」をテーマにトークセッションも開催された。SNSや情報リテラシー教育が専門の成蹊大学 高橋曉子客員教授は「SNSユーザーは広告を配信されるものではなく、配信させるものととらえ、自分の情報をうまくSNSに覚えさせることで、的確にパーソナライズされた情報を受け取ることができるようになっていくのではないか」と話した。
また、若年層女性向けSNSメディアなどを展開するFinT 代表取締役の大槻祐依氏は「Z世代はインフルエンサーのPR投稿などをはじめ、もともと広告に対しての警戒心は低い。自分がどんな仕組みでその広告を受け取っているのかを理解し、情報リテラシーを高めていく必要がある」と語った。
Meta Bookstoreについての詳細は月刊『販促会議』4月号(3月1日発売)でも掲載予定です。
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