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カルディ運営会社が下請法違反 代金減額や不当な返品

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公正取引委員会は3月17日、「カルディコーヒーファーム」運営のキャメル珈琲が、食品などの製造を委託している企業への支払い代金を不当に減額していたとして、返金や再発防止などの勧告を出したと発表した。

減額していた総額は約1370万円。3月9日までに各事業者に支払い済みという。

21年3月から22年12月にかけ、オンラインストアで販売した商品の下請代金を支払う際、「センターフィー」(物流センターの使用料)として、不当な減額をしていた。公正取引委員会によると、センターフィー名目での減額は続いているとし、その分の返金も求めている。

また、21年5月から22年7月までの間、品質検査を行っていないにもかかわらず、商品に瑕疵があることを理由に商品を返品していた。返品時には「処理負担金」も下請事業者側に求めていた。

下請法は、下請事業者に責任がないにもかかわらず、発注時に決めた代金を発注後に減額したり、返品したりすることを禁じている。

「取引先に速やかに返還する手続きを進めている。再発防止に努める」(キャメル珈琲)