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「のぞき見能楽堂」「東京を知るには、小回りできなきゃ。」がグランプリ 2022年度「Metro Ad Creative Award 」

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東京メトロの交通メディアを活用し、新たな価値を創出する表現や、アイデアを顕彰するアワード2022年度「Metro Ad Creative Award」の各賞が3月24日発表された。

デザイン部門のグランプリには西島 希世氏(博報堂)らの「東京を知るには、小回りできなきゃ。」が、プランニング部門のグランプリには首藤 響氏(ソニー・ミュージックソリューションズ)らの「のぞき見能楽堂」が輝いた。
また、TikTok広告部門では藤後 麻理絵氏(博報堂プロダクツ)らの「東京タワーVlog」がTikTok広告賞を受賞した。

このMetro Ad Creative Awardは、メトロアドエージェンシーが宣伝会議とともに、東京メトロの交通メディアを最大限に活用し、新たな価値を生み出すことにつながる表現やアイデアに出会い、そうした才能の発掘および育成を目的に開催をしているもので、今回6回目となる。

今回の協賛数は9社と過去最多。「デザイン部門」と「プランニング部門」、「TikTok広告部門」の3部門でプロモーションアイデアを募集した。

デザイン部門グランプリの「東京を知るには、小回りできなきゃ。」は、「東京に暮らす生活者に近いテレビ局としてのTOKYO MXを伝える広告」という東京メトロポリタンテレビジョンの課題でのアイデア。柔らかく、ノスタルジックなイラストのタッチと、あえて余白を残すメッセージが、同社の雰囲気とマッチしていたことが審査員から評価された。

デザイン部門でグランプリに輝いた作品。

審査員の相楽 賢太郎氏(左)とデザイン部門グランプリメンバー。

プランニング部門グランプリの「のぞき見能楽堂」は、観世能楽堂の「観世能楽堂へ足を運んでもらうためのアイデア」という課題のもの。能楽堂があることを、好奇心をくすぐりながら周知するため、改札内に用意した巨大なふすまに一か所隙間を設け、そこから能楽堂の様子を覗ける、というアイデアを提案。覗き続けると最後にはシテ役(能の演者)から声を掛けられ、手に持つ扇に印字されている二次元コードを読み込むと、能のあらすじがまとまったキャンペーンサイトに遷移するという仕掛けだ。

隙間から覗くと地下の能楽堂の様子が見えるというアイデア

審査員の三浦 崇宏氏(左)とプランニング部門グランプリメンバー

また、今年が2回目となる「TikTok広告部門」で広告賞を受賞した「東京タワーVlog」は「リニューアルしたスカルプDを使いたくなる動画」というアンファーの課題に応募。投稿者が通行人に対し、東京タワーを背景に写真撮影を依頼したものの、髪型の格好良さのあまり、髪をメインに写真を撮影してしまう、という内容。「スカルプDを使っている人のイメージチェンジに沿っている」「ユーザーにしっかり見てもらえるアイデアがある」という点と、結末の秀逸さが評価されての受賞となった。

商品使用によるメリットをコミカルに表現した作品。

 
なお、各部門の受賞作品は5月1日より、ギャラリートレインおよび駅構内にて展示を予定している。