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沖縄のライバル2紙の企画「ハブとマングースの対話」に全広連地域広告大賞

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全日本広告連盟は4月27日、地域の優れた広告コミュニケーション活動を称える「鈴木三郎助全広連地域広告大賞」(第2回)の結果を発表した。25の広告協会による104作品の中から、最優秀賞およびプリント部門賞に沖縄タイムス社と琉球新報社による新聞広告「ハブとマングースの対話」を選出した。

沖縄タイムス+琉球新報「ハブとマングースの対話」
企画制作/ADKマーケティング・ソリューションズ+ADKクリエイティブ・ワン

「ハブとマングースの対話」は2022年5月、沖縄の本土復帰50周年の節目を記念して、ライバル紙である沖縄タイムスと琉球新報が協力。「対立関係の象徴」とされるハブとマングースを反戦のモチーフとして、「争いをやめて平和な世界を目指そう」というメッセージ広告を紙上から発信した。

企画制作はADKマーケティング・ソリューションズとADKクリエイティブ・ワン。クリエイティブディレクターを堤瑛里子氏(ADKマーケティング・ソリューションズ)が務めた。

「世界においても軍事侵攻などの大きな問題を抱える中で、本土復帰50周年の節目に沖縄ならではのモチーフを活かした地域性と独創性」「ライバル2社がジャーナリズムを伝える姿勢を示し、もう一度平和について考えるきっかけをつくる表現で、SNSをはじめとする他メディアへの広がりも見据えた設計」といった点が審査において評価された。

【関連記事とスタッフリスト】
沖縄のライバル2紙による共同企画「ハブとマングースの対話」

本賞は、2021年度まで「全広連鈴木三郎助地域キャンペーン大賞/クリエイティブ大賞」として15回にわたり開催されてきたが、2022年度から名称を「鈴木三郎助全広連地域広告大賞」と変更し、内容をリニューアルした。

地域の産業・経済・文化スポーツに関する広告活動を通じて、日本各地の地域活性化に貢献した優れた広告コミュニケーション活動を顕彰することにより、地域活性化を促進することを目的としている。

今回はその2回目にあたる。新たに本賞のロゴマーク及びコンセプトムービーを作成し、受賞者に贈られるトロフィー・表彰状のデザインのリニューアルを行った。これらの企画制作を電通中部オフィスの土橋通仁氏、ドロロープの白澤真生氏が手がけた。

 

贈賞は5月17日、全広連創立70周年記念第71回全日本広告連盟金沢大会の式典席上で行われる

その他の入賞作は以下のとおり。
 

■プリント部門賞
・田子重「本日の目玉!!正社員大募集」(新聞)

 

■フィルム・オーディオ部門賞
・社会福祉法人 村上岩船福祉会「村上岩船福祉会リクルーティングムービー【season2】」(動画)

 

・岡山トヨペット「初心にかえろう岡山県」(CM)

■チャレンジ部門賞
・宗教法人 善導寺「光明山 悟真院 善導寺広報企画」(動画、WEBサイト、アプリケーション)

 

・青柳総本家「乗ろう!ういろう!おめでとう!新幹線のぞみ30周年」(ポスター、SNS)

 

■キャンペーン部門賞
・山陰中央新報社「新聞を配ることは、気を配ること。」(新聞、テレビ、ラジオ、ポスター)

 

・セイカ食品「南国白くま 巨大電車広告」(OOH)