ライオンは5月9日、通信販売している機能性表示食品ブランド「ラクトフェリンシリーズ」の一部を日清食品に譲渡すると発表した。譲渡価額は15億円で、時期は11月末を予定。
譲渡するのは、「腸まで届ける ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」ほか3商品と、「ナイスリムサポート エラグ酸のチカラ」の計4商品。2022年12月期の合計売上高は33億7700万円。直近5年は毎年売上高が前年比を下回り続けていた。
24年度を最終年度とする中期経営計画では、経営基盤の変革をうたう。事業譲渡は、事業全体の構成を改善することが目的という。ライオンが通信販売している健康・美容食品は、ほかにサプリメントで5商品、飲料タイプが4商品ある。
ライオンの22年度決算は原材料価格の高騰が響き、増収減益だった。23年度第1四半期も原材料価格と競争費用、本社移転費用などが減益要因となっている。
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