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ジーユー発 アフターコロナを見据えた親子向け体験型サービス

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手に取りやすい価格帯で、高品質なアイテムを展開するジーユー。同社は2022年から、親子の体験型サービス「はじめてのコーディネート体験 MY FIRST OUTFIT」を実施している。商品を「売る」だけではないサービス実施には、どのような背景があるのだろうか。グローバルマーケティング部の小林和実氏に話を聞いた。

※本記事は5月1日発売の『販促会議』2023年6月号の転載記事です。

ジーユー
グローバルマーケティング部
小林和実氏

コロナで減った体験サービスを自社の強みを生かした企画で

─「はじめてのコーディネート体験 MY FIRST OUTFIT」はどのような取り組みですか。

この取り組みは、お子さまが店舗スタッフとともに店内を歩き回り、自分で服を選ぶという、初めての服選びを体験するサービスです。選んだ服は実際に着用してもらい、そのコーディネートをお子さま自身に発表してもらいます。初回は数店舗で実施。その後300店舗以上で実施した際には、多くの方にご参加いただけ、これまでに約2000名の方が体験してくれました。

子どもが初めての服選びを体験する「はじめてのコーディネート体験 MY FIRST OUTFIT」。

─どのように生まれたサービスなのでしょうか。

私は元々ベビー・キッズ用衣服のマーケティングを担当していて、その中でこの取り組みを開始しました。

サービスを発案した理由は2つあります。1つは、私自身が2児の母であり、親として子どもに色々な体験をしてほしいという想いがあったこと。もう1つは、コロナ禍により体験イベントがなくなってしまったことです。

以前、子どもを職業体験施設に連れて行った際に、とても楽しそうに体験に参加しており、子ども自身も学ぶものが多いようでした。こうした経験があり、私たち家族に限らずコロナが落ち着いたら、また親子で参加できる体験型サービスの需要が高まるのではないか、と考えていました。「MY FIRST OUTFIT」はこうした発想を踏まえ生まれたサービスです。

参加した子どもの中には、翌日から自分で服を選ぶようになった子も。

商品を売るだけでなく子どもの成長も促進

─このサービスならではのポイントはありますか。

単純に「商品を売る」という文脈だけでなく、次世代教育をテーマにしている点です。当社が取り扱う「服」を通して、次世代を担う子どもたちの……

……本記事の続きは、『販促会議』2023年6月号で読むことができます。

月刊『販促会議』6月号

【巻頭特集】
商品設計、顧客接点、体験価値
ヒット商品に学ぶ
心を動かす価値の本質
 
【特集2】
第15回「販促コンペ」