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ELNET、サードプレイス・コミュニティで 広報活動をアップデート

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ELNET(エレクトロニック・ライブラリー)は7月、プラスカラーと協業し広報コミュニティ「ELspot+(イーエルスポットプラス)」を開設。参加者主体の実践型コミュニティとして、勉強会やSNS上の交流を通じナレッジを共有、「広報活動をアップデート」する場を目指す。

気軽に情報交換ができる場

─クリッピングサービスを提供するELNETが、ELspot+を開設した経緯は?

佐藤:広報担当者の方から「ELNETのつながりで人を集めたら、広報関係の色んな情報が集まりそうですね」と言われたのがきっかけです。広報を支援するクリッピングサービスを提供する立場として、我々も広報に関する知見をさらに広げ、より良いサービスにつなげたいという思いもありました。そこで、10年前はELNETのユーザーでもあり、現在は広報の育成事業を行うプラスカラーの佐久間さんに相談し「ELspot+」というコミュニティを立ち上げることにしました。ELspot+は「毎月、ELNET本社で行う交流勉強会&座談会」と「年数回の広報講演会」「会員限定のFacebookグループでの交流」を組み合わせたコミュニティです。

佐久間:新聞記事のクリッピング事業を30年以上行ってきた、歴史あるELNETさんが開くコミュニティなら、参加する人も安心して関われると思いました。私自身、広報担当者になったばかりの頃、同じ課題を持つ人どうしで話し合える広報コミュニティのニーズを感じていました。例えば、プレスリリースの作成といっても、その書き方や表現方法は様々で、どんな業務も課題に対する正解は1つではありません。ELspot+は、課題解決に前向きに取り組みたい人たちが集まり、それぞれの正解を共有し、情報交換することでより良いアイデアが生まれる場になればいいなと思います。

─ELspot+で目指すことは?

佐藤:ELspot+のコンセプトは「広報のサードプレイス(居心地の良い場所)」です。広報に関心を持つビジネスパーソンにとって、気軽に情報交換できる「spot(場所)」であり、何かに新しく挑戦するきっかけの場「spot(起点)」でもありたいと思います。ELspot+と、末尾にプラスを付けたのは、参加者自身がコミュニティに付加価値を見出してほしいという願いをこめています。

佐久間:広報をテーマとしたコミュニティではありますが、企業広報に限らず、+HR(採用広報)、+Sales(営業広報)というように、ゆくゆくは幅を広げていく予定です。広報活動は部署を横断し連携していくものだからです。例えば人事部門や営業部門、経営者など、広報担当者以外でも、広報に興味を持つビジネスパーソンなら、ELspot+に参加できます。普段接点のない、様々なバックグラウンドを持つ人たちと出会えるのは、コミュニティの面白さでもあります。社内で業務をしているだけでは気づかない視点が得られると思います。

アウトプットが新たな発見に

─6月29日にはキックオフ交流会が実施されました。その反響は?

佐藤:ELspot:キックオフ交流会では、ELspot+に参加している、もしくは参加を検討しているビジネスパーソンが、約30名参加しました。業種や組織の規模も多様で「広報というテーマで様々な人と対話することで、多くの気づきが得られた」という感想が寄せられました。参加者の皆さんはとても積極的で、交流会は、私たちが介入できないほど、それぞれで盛り上がっていましたね。

人物 集合 ELspot+キックオフ交流会
ELspot+キックオフ交流会の様子。自社の紹介や広報歴、現在の広報が抱える課題などを紹介し合った。メディアとの関わり方や、SNSの活用についての課題を感じている参加者は多く、人脈の構 築やキルアップの場としてELspot+を活用したいとの声が挙がった。

他者を知り、自分の強み・弱みを再確認する機会に

─ELspot+ではどのような取り組みを予定していますか?

佐久間:月に1回、リアルの交流勉強会&座談会を開催予定です。1 回目は「【SNSを使った広報施策】上手く活用しているなと思う会社は?」というテーマで7月26日に実施しました。当日は参加者が、参考にしたい企業のSNS活用事例を発表し合うグループワークに取り組み、結果を全体に共有してもらいました。

第2回以降は、「【先進的広報活動】ChatGPTを使ってリリースを作ってみる!」「【採用広報】採用広報に効くプレスリリースの見出しを考える!」「【広報の成果報告方法】何を報告してる?」「【危機対応広報】自社が問題を起こしたら何をする!?」というテーマを設けています。このテーマは運営する私たちが決めていますが、会の中では参加者がおのおの発表し合います。

佐藤:交流勉強会&座談会は、その道のプロの講話を聞いてインプットするというスタイルではなく、参加者どうしが発表を行い、顔を突き合わせてアウトプットすることに重きを置いています。

佐久間:日々の業務や課題について整理しアウトプットし合う場があると、同じテーマに対して、自分と他の参加者で取り組み方が違うことに気づくはずです。他者との違いを知ることで自分の強みを認識できたり、良いアプローチをしていると思った人に、その場で直接質問したり意見交換したりできるのも交流勉強会の良さですね。

─参加する方法を教えてください。

佐藤:ELspot+の特設サイトからお申し込みいただけます。お申し込み用紙を記入の上、参加いただく流れです。参加資格は特に設けておりません。月額1万1000円(税込)で、どなたでも申し込みいただけます。

佐久間:勉強会への現地参加が難しい遠方の企業からも、コミュニティへの参加申し込みが来ています。広報関係のつながりが必要とされているのだと感じています。私自身は普段ヨーロッパに本拠地を置いていますが、日本には素晴らしい企業もサービスも多く、広報(発信する)だけでも十分な成果が得られるだろうなと強く感じます。今後はグローバルな視点での広報についてもお伝えできればと思いますので、ご期待ください。(敬称略)

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写真 人物 ELNET(エレクトロニック・ライブラリー)営業部長 兼 カスタマーサポート部長 佐藤宏之氏(左) プラスカラー 代表取締役 佐久間映里氏(右)

ELNET(エレクトロニック・ライブラリー)
営業部長 兼 カスタマーサポート部長
佐藤宏之氏(左)

さとう・ひろゆき 2008年出版、人材業界での営業経験を活かし営業コンサルタントとしてELNETの営業に従事。その後、2009年ELNET入社。企画課長、営業部長などを経て現職。

プラスカラー
代表取締役
佐久間映里氏(右)

さくま・えり 1983年生まれ。リクルート求人広告会社を経て、モバイルコンテンツを提供するITベンチャーに転職し営業・人事・広報として従事。2013年プラスカラー設立、広報の戦略策定や人材育成事業を展開。


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