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大塚製薬 メンズ化粧品で「自分らしさ」を探求するプロジェクト始動

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ブランドの思想を伝えるアートイベント開催

大塚製薬のメンズ化粧品ブランド「UL・OS(ウルオス)」は11月24日に「『UL・OS Questions』プロジェクト」を開始した。第一弾では俳優・歌手の吉川晃司氏が参画し、スパイラルガーデン(東京都港区)で29日までアートイベントを実施する。「UL・OS」のメインターゲットは30〜40歳代の男性だが、イベントはより広い層へ訴求する。

大塚製薬の男性化粧品ブランド「ウルオス」は2008年に誕生。1999年から続けてきた皮膚の健康に関する研究ノウハウを活かし、水分環境を整えるスキンケアアイテムやスカルプシャンプーなどを開発してきた。

写真 人物 プロフィール 大塚製薬の小島氏
ブランドの思想を通じて男性化粧品を訴求する考えを示す大塚製薬の小島氏

マーケティング・リサーチのインテージ(東京都千代田区)の調査によると、2022年の男性化粧品の購入金額は2017年比でおよそ1.5倍の376億円に増加。大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部の小島涼太朗氏は「男性化粧品はコロナ禍でも勢いを保ち、スキンケアを行う男性が増えた」と話す。

ただし、女性と比べるとスキンケアが浸透していないため、「効能面ではないアプローチが必要」と小島氏。自分らしい生き方を提供するというブランドの「思想」を知ってもらうことで普及を図る。

「ブランドが直接問いかけるより、努力を重ねてきたミュージシャンに協力してもらうほうが訴求力がある」と吉川氏起用の狙いを強調。スキンケアは日々の積み重ねが重要で、俳優業での理想的な役づくりのためのトレーニングを欠かさない吉川氏の生き様が本ブランドの思想に合致しているという。

写真 人物 スナップ 写真展「吉川晃司とUL・OS展」での吉川晃司氏
加工なしの写真でありのままの生き方を表現する吉川氏の写真展「吉川晃司とUL・OS展「からだから生きるを問う」。29日までスパイラルガーデン(東京都港区)で開催。

アートイベント「『吉川晃司とUL・OS展「からだから生きるを問う』」では、ありのままの吉川氏の姿を未加工の写真で表現。「ありのままでいいんじゃない?」、「つい誰かを演じて生きてません?」など、それぞれのビジュアルと対になった自分らしさに関する9つの問いを掲出する。静止画で表現した理由として、小島氏は「立ち止まって考える時間を提供したい」と話した。

写真 人物 複数スナップ 吉川晃司氏(左)と、高校の先輩であるフリーアナウンサーの山中氏(右から2番目)と大塚製薬の小島氏(右端)
トークセッションで歓談した吉川氏(左)と、高校の先輩であるフリーアナウンサーの山中氏(右から2番目)と大塚製薬の小島氏(右端)

初日の報道向け発表会では吉川氏のほか、高校の先輩であるフリーアナウンサーの山中秀樹氏が登壇し、トークセッションを実施。ケガや挫折を繰り返しながらも仕事に打ち込み続けた吉川氏の生き様を掘り下げた。吉川氏は「生き様はしわにでてくる。飾るのではなく体を作るほうがいい」と健康増進の大切さを訴えた。

同イベントの展示作品のうち、一部のビジュアルを用いた交通広告を東京、大阪、名古屋、福岡などで12月4日から順次展開する。同プロジェクトは来年以降もポップアップイベントなどを予定している。

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