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「鎌倉本店の3倍目指す」 敷島製パン、駅ナカにテイクアウト店

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「ながら消費」で1日400人の来場見込む

敷島製パンは12月8日、鎌倉市に本店を構えるパンとスープの専門店「PLUSOUPLE(プラスプレ)」の2号店をJR御茶ノ水駅構内の商業施設「エキュートエディション御茶ノ水」に出店する。通勤通学中の社会人や学生の利用を想定しており、イートインメニューが多い鎌倉本店とは対照的に、テイクアウトメニューを充実させた。主なターゲットは女性で、1日の平均利用客は約400人を見込んでいる。グローバル事業部の平池浩氏は「鎌倉本店の3倍の売上を目指す」と意気込む。


写真 風景 「PLUSOUPLE(プラスプレ)」の2号店
通勤通学中の学生や社会人の利用を見込む「PLUSOUPLE(プラスプレ)」の2号店

「PLUSOUPLE」は2022年7月7日にスタートしたブランド。東京での2号店出店は、認知度向上の狙いもある。「エキュートエディション御茶ノ水」も12月3日に開業したばかりの新施設だ。JR東日本によると2022年度の同駅の1日平均乗車人員は約8万人。コロナ禍による行動制限があった20~21年より増加しており、需要が見込めると判断した。


写真 風景 「PLUSOUPLE(プラスプレ)」の2号店の店内の様子
店内で焼き上げたパンを販売。豊富なテイクアウトメニューを用意。

駅ナカへの出店は、日経トレンディ発表の「24年ヒット予測」で紹介された「ながら消費」の需要に応える狙いもある。鎌倉本店では観光客の利用が多い一方、冬季に客足が減るなどの課題もあったが、通勤通学中に立ち寄りやすい2号店では、安定した来店が期待できるとしている。


写真 商品・製品 テイクアウト用ボックス
2号店独自のテイクアウト用ボックス。スープやサラダも収納している。

店舗面積は約72平方メートルで、客席は11席。鎌倉本店(約140平方メートル・43席)と比べて小規模だが、本店同様に店内で生地から焼き上げたパンを提供しており、競合店との差別化を図る。パンは60種類を用意し、スープや総菜などと組み合わせた様々なセットメニューを展開。メニューの7割がテイクアウト用で、持ち運びに便利な同店限定のボックスも開発した。

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