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発売10年、なぜSALONIAは売れ続けるのか? I-ne流 ターゲティング×SNSの極意

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2012年にスタートした美容家電ブランド「SALONIA」。性別・年齢問わず手を出しやすい価格のヘアアイロンで人気を獲得。プロモーションではSNSを中心に展開し「バズ」による顧客獲得を進めているという。その秘訣を担当者に聞いた。
廣瀬裕一氏

I-ne
マーケティング本部
ブランドマネジメント部
ブランドマネージャー
廣瀬裕一氏

三浦仁美氏

I-ne
マーケティング本部
ブランドマネジメント部
ブランドプロモーション課
三浦仁美氏


写真 製品・商品 SALONIA「ストレートヘアアイロン」、「スピーディイオンドライヤー」など

■商品情報

  • 商品名:SALONIA「ストレートヘアアイロン」、「スピーディイオンドライヤー」など
  • 希望小売価格:ストレートヘアアイロン/¥3828、スピーディイオンドライヤー/¥5918など
  • 主な販路:家電量販店、オンラインショップなど

高いコスパとシンプルなデザインが特徴

──SALONIAブランドの特徴、支持される理由は何でしょうか。

廣瀬:SALONIAは2012年にスタートした美容家電のブランドです。ヘアアイロンとドライヤーのヘアケアアイテムを中心に、現在は美顔器などのスキンケアやボディケアアイテムを展開しています。

ブランド立ち上げ当時、一般的なヘアアイロンは7000~8000円くらいが中心で若い世代にとっては少し手を出しにくい価格帯の商品でした。そうした市場に、誰でも気軽にヘアスタイリングを楽しんでもらえるように税込3000円台で提供を始めたのが、SALONIAです。ブランドのコンセプトは「BEAUTY is SIMPLE」。全ての人が美容を通じて自分らしく、ポジティブに生きてもらうために美容家電を手軽に楽しんでほしいという思いで活動しています。

特徴としてはコストパフォーマンス、ミニマルデザイン、ユーザビリティの3点です。手に取りやすいリーズナブルな価格でありながら、高い品質を兼ね備えるコストパフォーマンスの高さ。商品デザインではどのようなライフスタイルにもフィットするシンプルでミニマルなもので統一しています。カラーバリエーションも性別を問わず、インテリアにマッチしたものを選べるようにラインナップしています。ユーザビリティとしては、余計な機能をそぎ落とすことで性別、年代にかかわらず使いやすくすることを目指しています。

──誕生から10年を超えました、実績はいかがですか。

廣瀬:2022年12月期実績で年間売上高92.8億円となっています。累計販売個数も2023年9月にブランドトータルで2000万個を突破しました。

SNSでバズを生み出しファンを獲得

──プロモーションで注力していることはあるのでしょうか。

三浦:SNSを中心に展開していますね。I-neではプロモーションを行う上のターゲットとして、イノベーター理論をもとにして大きく3つのセグメントを設定しています。ひとつが「美容開拓層」、次に「美容フォロワー層」、3つ目が「美容マス層」です。

これらのターゲットに向けて、訴求内容を細かく設定したクリエイティブを複数パターンつくり、出し分けています。施策実施後には必ず検証しながら、より最適なものを見つけ出すデジタル上のコミュニケーションを実施しています。そうすることによって、お客さまへ効率的にリーチするプロモーションを心がけています。


写真 実データ ブランドのターゲットについてイノベーター理論をもとに3つのセグメントを設定
ブランドのターゲットについてイノベーター理論をもとに3つのセグメントを設定。それが「美容開拓層」、「美容フォロワー層」、「美容マス層」だ。SALONIAでは、中でも開拓層とフォロワー層に集中してデジタルマーケティングを行っている。開拓層は一般的な広告訴求では響かないため、独自性のあるメッセージやクリエイティブで注目を集める必要があるという。

──先ほどの3つのターゲットセグメントについて、もう少し詳しく教えてください。

三浦:1つ目の「美容開拓層」はSNSで美容の最新情報を探し、新商品を積極的に試してトレンドを創る人たちのことを指します。

次の「美容フォロワー層」は……

本記事の続きは、月刊『販促会議』2024年2月号にてお読みいただけます。

詳しくは、こちらから。

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