米調査会社センサータワー(Sensor Tower)は3月8日、2023年10〜12月にかけて、日本市場の広告主のFacebookとInstagramへの広告出稿金額が1470億円だったと発表した。全体の約62.4%がInstagramで、比率は3カ月間一貫していたという。センサータワーは「同期において、日本の広告主はFacebookよりInstagramを優先した」と結論づけている。
企業別で、FacebookとInstagramの広告費が最も多かったのは楽天グループで、3100万ドル(約45億8000万円)だった。2位はアマゾンで2700万ドル、3位は中国のファッションECサイト「SHEIN」で、2100万ドルだった。
楽天グループは旅行・観光が主で、広告支出の36%を占めた。「楽天トラベル」で出稿した「サウナ付きホテル特集」は54万9000ドル、インプレッション数は9900万回。ほか、「楽天モバイル」でも「楽天カード」との共同キャンペーンで35万4000ドル支出した。インプレッション数は7100万回だった。フォーマット別では、「ストーリー」が28%、「写真」が37%。「リール」は3%、「動画」は9%だった。
アマゾンで最も多かったのは動画ストリーミングサービスの「プライムビデオ」と「Amazonミュージック」で、それぞれ400万ドル。電子書籍の「Kindle」が300万ドル、書籍の朗読などオーディオコンテンツの「Audible」が200万ドルと、傘下の各サービス38ブランドに按分して出稿。「プライムビデオ」は99%が「Instagram」で、独占配信の劇場アニメ「グリッドマンユニバース」のプロモーションに用いられた。一方「Facebook」の割合が最多となったのはECサイトとしての「Amazon」で、62%だった。
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