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伊藤園、「お~いお茶」の博物館オープン 35年の歴史とこだわりを公開

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喫茶習慣の歴史をたどる「お茶の文化創造博物館」も複合

創業60周年を迎えた伊藤園は5月1日、喫茶習慣の変遷などの歴史を伝える「お茶の文化創造博物館」と今年35年目のロングセラーブランド「お~いお茶」をテーマとした「お~いお茶ミュージアム」の複合型博物館を旧新橋停車場内(東京・港区)で開設する。お茶の歴史への理解増進を通じて市場全体を活性化させるほか、「お~いお茶」の価値を体感してもらうことで同製品の販売促進にも期待を寄せる。教育機関としての役割もあり、小学生を連れたファミリー層の来館も想定。来場者数は年間10万人を目標に掲げる。

「お~いお茶ミュージアム」では、マスコットキャラクター「お~いお茶くん」が出迎える

「お茶の文化創造博物館」は「お茶を通じた日本の食文化の継承」をコンセプトとしており、喫茶習慣、淹れ方などの変遷を学ぶことができる。館内には昭和初期のお茶の製造機のほか、茶摘みのジオラマ、ぜんまい仕掛けの「茶運び人形」などを展示。シアタールームや江戸時代の茶屋を再現したスペースもある。

「お~いお茶ミュージアム」では9つのコンテンツを通して、「お~いお茶」の誕生秘話や製造過程などを紹介。同製品の歴史のほか、発売当時から実施している「新俳句大賞」の入選作品も公開している。茶殻を活用したアップサイクル商品のコーナーなど、同社のサステナビリティを学べるスペースもある。

体験価値にもこだわり、急須を使って上級煎茶を淹れる体験、好きな絵柄やメッセージを書いたオリジナルラベルの「お~いお茶」を作るイベントも用意した。

旧新橋の停車場内でオープンした理由について、広報担当者は「喫茶の変遷に深く関係する鉄道の聖地でもあるこの場所に縁を感じた」と説明。人々の生活に寄り添ってきた伊藤園と「お~いお茶」が節目を迎えた年であることを踏まえ、日本の近代を支えた鉄道の始まりの地とされる旧新橋停車場に決めたという。また、八十八夜に摘み取られるお茶は、不老長寿の縁起物の新茶として珍重されていることから、今年の八十八夜である5月1日のオープンを決めた。

「お茶の文化創造博物館」は約331平方メートル。「お~いお茶ミュージアム」は約309平方メートル。開園時間は午前10時から午後5時まで。「お茶の文化創造博物館」の入館料は大人500円(税込)。高校生以下、70歳以上、障害者手帳の所有者は無料。「お~いお茶ミュージアム」は無料。

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