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亀田製菓、お菓子の「粉」だけの提供で客層拡大 「ハッピーターン」の粉が当たる施策

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大人に向けたブランド想起に期待

亀田製菓は9月30日まで、同社の米菓ブランド「ハッピーターン」において、同商品に使用されている「粉」だけが当たる「ハッピーターン幸福の日 粉うま祭り」を開催している。2023年に初めてキャンペーンを実施したところ、「X」で2.7万の「いいね」を獲得するなど大きな反響があった。コンビニ限定販売の「パウダー250%ハッピーターン」の人気が高いことからも、「粉だけを好きなだけ食べる」需要があると判断。抽選で「ハッピーパウダー&ハッピースパイス“粉だけ”」などが当たるキャンペーンに至ったという。


イメージ 商品 「ハッピーパウダー&ハッピースパイス“粉だけ“」
特に人気な「粉」を前面に押し出すことで、客層の拡大を図る

対象商品を合計200円(税込)以上購入したことを示すレシートを、スマートフォンなどで撮影し、キャンペーンサイトの専用フォームにアップロードすることで応募できる。「ハッピーパウダー&ハッピースパイス“粉だけ“」のほか、「ハッピーターンBIG抱き枕」やオリジナルデザインのクオカードなど、応募者を対象に抽選で合計1888人にプレゼント。ハッピーターンにかけるだけでなく、枝豆や卵サンドのほか、ホットミルクに混ぜるなどのアレンジ料理も提案している。応募期間は第1回が4月22日~7月1日、第2回が7月2日~9月30日。はがきにレシートを添付して応募する方法もある。

同ブランドのメイン商品である「96gハッピーターン」の2023年の売上は前年比106.9%と好調に推移している。30~40代の顧客の支持が高いブランドだが、現状では子ども向けのイメージも強い。同社は昨年3月にスパイスが効いた「ハッピーターンスパイス」を発売するなど、大人への訴求を強化している。マーケティング戦略部ハッピーターン担当の渡辺暁氏は「ブランドのおいしさの源泉になっている『粉』の露出を多くすることで、大人自身にも自分向けのブランドであることの想起が高まるようにしたい」と期待を寄せる。

一方、粉がブランド価値の決め手でもあるため、一般での市販は考えていないという。渡辺氏は「『粉』を起点に、とまらないおいしさやブランドのユニークなイメージの純粋想起がさらに高まることを期待する」と話した。

注)記事中に記載していた商品名に誤りがあったため訂正しました。正確には本文の通り「ハッピーパウダー&ハッピースパイス“粉だけ”」です。

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