ヤマサ醤油は5月10日、同社商品の「ヤマサ 麺屋一杯」シリーズのポップアップストア「ラーメンソーメン屋 麺屋一杯」をオープンした。場所は東京・原宿のUNKNOWN HARAJUKU。会期は5月13日まで。
「ヤマサ 麺屋一杯」シリーズは、かけるだけでそうめんがラーメンの味わいで楽しめるストレートタイプのそうめんつゆ。暑くなる夏に食べる機会が増えるものの、味がワンパターンになりがちなそうめんの楽しみ方を広げるために開発された。今回のイベントは2月に発売された同商品を体験してもらう狙いだ。
「麺屋一杯」シリーズの担当者によると、同商品は“ラーメン風そうめんつゆ”という新ジャンルで、多くの生活者にとってあまり馴染みがないことが課題だったと話す。そこで、ポップアップストアで麺好きの消費者に商品の美味しさを知ってもらいたいと考えたという。それだけではなく、馴染みがないからこそ議論を起こす発信地にしたいと考え、麺類の店舗が多く、情報発信の中心地でもある原宿で実施した。
同イベントで提供されるのは、「ヤマサ 麺屋一杯」シリーズの「鶏がら煮干つゆ 醤油」「鯛だしつゆ 塩味」「シビ辛麻辣つゆ」を使った“ラーメンソーメン”。“ラーメンソーメン”は「どっち派おぼん」にのせて提供される。
「どっち派おぼん」とは、右側に「これは、ラーメン。」、左側に「これは、ソーメン。」と記されたオリジナルのおぼん。“ラーメンソーメン”の置き場所を変えて写真を撮ることで、来場者自身が“ラーメンソーメン”を「ラーメンと感じたか」「ソーメンと感じたか」を発信することができるようになっている。
本企画の担当者は、この「どっち派おぼん」について、「試食体験でつい写真を撮っちゃうタイミングは、食べる前だと思い、この施策を思いついた」と話す。
「この1枚の写真の中で、自分は“ラーメンソーメン”をラーメンかソーメンかどっちだと思ったかの主張を、簡単に、わざとらしくなく、楽しく拡散してほしいと思っていました。そこで、できあがった“ラーメンソーメン”の器の横に、自分が思ったほうの主張が入っている様子を1枚画にできるとかわいいのではと考えましたね。それで思いついたのが、器で自分の主張じゃない方の文字を隠す、という方法でした」。
店内の飲食スペースには、ラーメンの「ラ」とソーメンの「ソ」を組み合わせた読めない文字のちょうちんや、“ラーメンソーメン”のお品書きが飾ってあり、期間限定のお祭り気分を演出した。
「大切にしたのは、ラーメンとソーメン、どちらの特長もある不思議な感覚を伝えることです。麺系の店なのはわかるけれど、ラーメン屋のようにも感じれば、もっとさっぱりとした食事処のようにも感じられる雰囲気を意識しました。イベント会場であるUNKNOWN HARAJUKUの瓦屋根の青とラーメン屋風の赤い暖簾のコントラストを目立たせつつ、ちょうちんや木札のメニュー表を壁に配置するなど、ラーメンとソーメンのハイブリッドが醸し出す良い意味での違和感や興味がわく仕上がりを目指しました」(担当者)。
さらに、会期中に“ラーメンソーメン”やポップアップストアの写真を「#ラーメンなのかソーメンなのか」をつけてSNSでシェアした来場者には、オリジナルステッカーをプレゼントするキャンペーンも設計。4 月 24 日からは、「ヤマサ 麺屋一杯」全 3 種類をまとめた「ラーメンソーメン体験セット」が抽選で300 名に当たる X キャンペーンも実施している。
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