ゲーミフィケーションによるブランド周知 六甲バター、ベビーチーズ題材のゲーム提供

子どもや保護者の利用拡大を狙う

六甲バターは5月22日、子ども向け社会体験アプリ「ごっこランド」の新コンテンツとして、主力の「QBBベビーチーズ」を題材としたゲーム「QBBベビーチーズランド」を提供開始した。「ごっこランド」はファミリー向け教育コンテンツなどを手掛けるキッズスターが運営する知育アプリ。六甲バターはゲームを通じて、親子をターゲットにQBBベビーチーズを訴求する狙いだ。子どもの学習モチベーションを向上させるため、教育にゲームの要素を取り入れる「ゲーミフィケーション」が注目されており、同社は子どもたちに楽しみながらブランドを知ってもらいたいとしている。

知育アプリ内でスタートしたQBBベビーチーズをモチーフにしたゲームコンテンツ「ベビーチーズランド」

同社は6月第1日曜日を「ベビーチーズの日」としており、様々な記念企画を展開。本施策は第2弾の企画で、ゲームをきっかけに子どもたちにQBBベビーチーズを食べてもらうだけでなく、保護者にも朝食やおつまみとして有用であることを知ってもらう考えだ。

マーケティング部の森崎友鹿氏は「ゲームは子どもたちの遊びだけでなく、ここ最近は知育的にも扱われている」とゲームに着目した理由を説明。特に小学校低学年までの子どもと保護者への訴求効果に期待している。QBBのオリジナルキャラクター「Qちゃん」のイラストを、本ゲーム専用にイラストレーター山崎秀昭氏に書き起こしてもらうなど、コンテンツのデザインにもこだわった。

「QBBベビーチーズランド」は2種類のゲームで構成。QBBベビーチーズが入っているドームを見つける「QBBベビーチーズはどこにある?」は、シャッフルする3つの入れ物の中から1つ選び、QBBベビーチーズを探すゲームだ。5月時点で発売されている17種類の中から、定番の9種類が登場する。

「つみあげて!QBBベビーチーズ」では、「Qちゃん」を動かしながら、散らばっているQBBベビーチーズを集め、縦に4つのベビーチーズを積み上げていく。ベビーチーズを集めているとネズミがチーズを横取りするので、追い払いながら集める必要がある。

森崎氏は「プロセスチーズで様々な味を展開しているQBBを、必要な時期に思い出してもらいたい」とゲームへの期待感を示した。

常時15種類以上をラインナップしている「QBBベビーチーズ」

キッズスターが開発した「ごっこランド」では、協賛企業が商品やサービスに沿って開発した体験コンテンツをパビリオンとして出店している。累計600万ダウンロードを突破し、様々な業種を代表する70社以上の企業・団体が出店。利用者は子育て世代の約3分の1にのぼるという。

発売から50年以上続くQBBベビーチーズはベビーチーズのトップブランドとして国内シェア1位(2023年の購買金額シェア)を誇る。現在では「プレミアムシリーズ」や期間限定シリーズを含め、常時15品以上をラインナップしており、年間2億本以上売れている。子どものころに食べ、大人になってからは子どもに買い与えるといった利用シーンも多いという。六甲バターの「6」と「毎日『1』個は食べて健康に。」という思いから、6月第1日曜日を「ベビーチーズの日」に制定。今年の記念日は6月2日で、すでに「MARVEL」デザインのパッケージを展開するなどの記念施策を実施しているほか、記念日当日は六甲山牧場(兵庫県神戸市)でイベントを開催する。

イー・ラーニング研究所の調べ(2023年2月3~27日)によると、教育にゲーミフィケーションを取り入れることに賛成している親は9割以上で、多くの保護者が教育でゲームを活用することに期待を寄せていることが分かった。「自立してやれる」「飽きずにできる」といった理由が多く、自宅でも能動的に学習可能な点が評価されている。

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