葉山で暮らすクリエイターが語る、「異文化」と「自然」の大切さとは


2023年、クリエイティブエージェンシー「GLIDER(グライダー)」は本社を東京南青山から宮崎県日南市へと移した。また、同社 クリエイティブディレクターの志伯健太郎氏も15年前に、自身の生活の拠点を東京から葉山へと変えた。なぜそうした生活を選んだのか、現在の生き方や暮らしについて話を聞いた。
※本記事は、月刊『宣伝会議』7月号 の巻頭特集に掲載されています。

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志伯健太郎氏

GLIDER

クリエイティブディレクター。イタリア・ローマ大学建築学科で建築デザインを学び、2000年電通入社後、クリエイティブ局配属。CDC局にて数々のCMや映像を手掛ける。72andSunny,Wieden+Kennedyを経て2011年クリエイティブブティックGLIDERを設立。宮崎県日南市特命大使。

―現在の仕事と暮らしについて教えてください。

この数年間は、「異文化」と「自然」を大事にして暮らしています。異文化は、“cultural difference”などと言いますが、異なる文化の中に自分を置くことによって、違ったインプットが入ってくるようになります。それは仕事でもプライベートでも気を付けていることなのですが特に、仕事の場は均質的な、似たような人たちが集まりがちなので、プライベートではできるだけ自分の職種とは違った、色々な人と関わるように意識しています。

家は葉山にあるのですが、葉山にはカメラマンやフリーランスの人、外国の方など、僕と職種やライフスタイルが異なる人たちがいて、日々刺激を受けています。会社も東京都港区南青山から宮崎県日南市に移し、これまでと違った付き合いが生まれ、まったく違うカルチャーを体感しています。インプットを変えることで、アウトプットも変わっていくからです。

―そうした「生き方・暮らし方」を選んだのはなぜですか。

僕らの仕事は先を行きすぎた提案もよくなくて、半歩先くらいをうまく示すことが大事だと考えています。そう考えると毎晩、西麻布で飲んでいたり、オフィスで徹夜したりしているばかりでは、そうした半歩先の良い企画は生まれてこない。きちんと自分以外の方々の暮らしを考えられる環境に身を置かないといけないと考えたのです。

特にいま、示すことが求められている半歩先の提案は「着る洋服はこうなる」みたいな、具体的なライフスタイルです。そう考えたことが、都市部から仕事と暮らしの拠点を移した理由です。

また「現状維持したいなら変わり続けないといけない」と考えたことも背景にあります。よく言われることではありますが、これが真実ではないかと思っています。だから、僕は住む場所を変えてみたり、付き合う人を変えてみたりしているのです。あと、「あまり意思決定が合理的ではないこと」も大切にしています。合理性だけで考えるとつまらない人間になってしまう気がしていて…。

もちろんそういう人がいてもいいのですが、僕の場合は違います。時短やコスパなどの合理性を追求しすぎると人から好かれないんじゃないかな。合理性の反対にあたる、誰からも理解されないことをたまにやってみたり、「そんなのムダだよね、意味がわからない」と言われることをやってみたりしています。

…続きは、月刊『宣伝会議』7月号 でお読みいただけます。

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