人生で初めて無職を経験
――それで、念願の商品企画に異動したわけですね。
でも、パンへの思いが強すぎたのか、アイデアはなかなか採用されませんでした。理想とかけ離れた現実に苦しむなかで、夢にまで見た商品企画という仕事への情熱が段々としぼんでいくのがわかりました。
同時に、人事のときのやりがいを思い出すようになりました。採用活動で関わった学生に「深尾さんと出会って自分のキャリアを描けるようになった」と言われるほど、誰かの人生に影響を与えられる仕事だったなと。ただ、いまさら人事に戻りたいなんて、あまりに都合の良すぎる話で、言い出せるはずもありません。それで、自分なりの筋を通す意味でも、食品メーカーを退職し、改めて人事の世界で生きる決意をしました。