大日本除虫菊(KINCHO)は6月29日から8月中旬にかけ、夏の商戦期に合わせ「ゴキブリムエンダー」のラジオCMシリーズを放送した。放送局は関東、中部、近畿エリアなど全国各地。
その名も、「ゴキ子。」、全6篇。田舎町に住みながら都会に憧れる今どきの少女(=ゴキ子)を主人公に、娘を心配するその母との会話劇が繰り広げられる。
母 :ゴキ子! 何その触覚!? 短すぎるでしょ
ゴキ子:ちょっとおっかぁ! 触んないでよ
いま触覚短くそろえるの流行ってんの
(第一話「ゴキ子とAI」篇より)
少女は無知ゆえに怖いもの知らず。母は「ゴキブリムエンダー」の恐ろしさを知っているが、ゴキ子はまだ知らない――。
母 :最近じゃ人間は、“ゴキブリムエンダー” っていう
恐ろしいものも使ってくるんぞ。
ゴキ子:あ、なんかそれAIに聞いたかも
母 :まだ新聞紙で叩かれるリスクだって残ってんだからね
ゴキ子:わかったよAIに「人間の攻撃パターン」質問しとく
母 :(小さくため息)おめぇ最近やったらAI、AIって……。
AIなんて、まちがえたことも平気で言うんだろ?
(第一話「ゴキ子とAI」篇より)
ゴキ子:ねぇおっかぁ、おら今日さ「人間の前、ちょっと横切ってみた!」
母 :おめぇ馬鹿か、なんでそんな危ない…
ゴキ子:それがさ、これ見でよ。30 いいね!
母 :どーせぜんぶあんたの友達だろ…
ゴキ子、この記事読め(新聞紙をパサッ)
ゴキ子:なんだ?
母 :「人間は最近、動画を1.5 倍速とか2倍速とかで見ている」
「だからゴキブリのスピードがゆっくりに見えるかもしれない」だって
ゴキ子:ああ、それ、「人間まとめサイト」でちらっと見だかも
母 :今日はたまたま運よく逃げられた。だども、
姿を見られたってことは、“ゴキブリムエンダー” を使うかもしれん
ゴキ子:はぁーーーーおらコソコソ隠れて生きるのイヤなんだよね。
母 :馬鹿か。生きるために、隠れているだ。
(第二話「いいね!ゴキ子」篇より)
時にぶつかり合いながらも、仲良く暮らす母と娘。ところがそこに父が存在しないのは、暗い過去があった。
ゴキ子:おっかぁ、週末さ、ともだちと「駅前中華」行ってくる
母 :あそこはダメだ。あんた回覧板見てないね。
これ、(パサッ)最近 “ゴキブリムエンダー” を買っだ家やお店のリストさ
ゴキ子:それほんどか? どこ情報だ?
母 :さっきラジオでも言っでだわ
ゴキ子:ラジオだ回覧板だ…はー(インターネットじゃないんか)
母 :とにかく十分に気をつけて生きれ。人間の行動なんて予測不能だ。
ゴキ子:なぁに、いざって時はおら、飛ぶ!
母 :……ゴキ子
ゴキ子:あ、、、あ、あ、、ごめん。。忘れたわけじゃない………おっとうのこと
母 :そう…あんたのおっとうは、あんたとおらを守るために…
イチかバチか、飛んだ。でも……
ゴキ子:おっかぁ、ごめんて
(第三話「おっとうの最期」篇より)
続く第四話「ゴキ子の反発」篇では、娘を大事に思うがゆえの母の “お泊り禁止” ルールに反発するゴキ子。
