「家に帰れば、積水ハウス。」に異変 まさかの「家から飛び立つ」新CM、その“逆転”の裏側、ティファニー ナオミも初起用

「家に帰れば、積水ハウス。」のキャッチコピーでおなじみのCMに変化が訪れている。積水ハウスは6月18日から、新企業CM「家から、未来へ。」篇の放映を開始した。住宅広告では、住まいがもたらす安らぎやぬくもりが普遍的な価値として描かれてきた。同社もこれまで、家を「安心して帰る場所」として表現してきたが、今回は「家から飛び立つ」というアプローチを打ち出した。新たなコミュニケーションの狙いについて取材した。

積水ハウスの企業CM「家から、未来へ。」篇

新CMでは、モデルのティファニー ナオミが演じる主人公が家から一歩を踏み出す。玄関の扉を開けた瞬間、主人公は空高く舞い上がり、雲の上へと飛び立つ。鳥たちとともに晴れ渡る空を進む一方、場面は暴風や豪雨の中へと移り変わる。それでも主人公は懸命に飛び続ける。最後は再び家へと戻り、「家から、未来へ。」というメッセージを印象づける。

同社は「家に帰れば、積水ハウス。」のキャッチコピーに象徴されるように、これまで家を“帰る場所”として表現してきた。前回の企業CM「帰ろう。」篇でも、「帰りたい場所がある。それって、すごい幸せだ。」というメッセージを掲げ、家や大切な人、記憶の中にある“帰りたい場所”を描いている。

今回のCMでは、その価値を受け継ぎながら、住まいを「未来へ向かう出発地」として捉え直した。家が人の可能性をひらき、その人の幸せの起点になることを、「家から飛び立つ」という象徴的な映像で訴求している。

「帰る場所」から「未来への出発地」へ

積水ハウス企業CM「家から、未来へ。」篇 30秒

背景にあるのは、同社が掲げるグローバルビジョン「『わが家』を世界一幸せな場所にする」だ。安心して帰ることができ、自分らしくいられる「わが家」があるからこそ、人は前を向き、新たな一歩を踏み出すことができるという思いをCMに込めた。

コミュニケーションデザイン部 ブランドエンゲージメントグループの酒井恵美子グループリーダーは、「これまで住まいを『安心して帰ることができる場所』『人のよりどころとなる場所』として描いてきた」と説明する。今回のCMでも最後に再び家へ帰ってくる構成にするなど、「安心して帰れる場所がある」という価値は継続している。

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