「大判焼き」「今川焼き」「回転焼き」のうち、正しい名前はどれなのか。7月28日、Xでは「大判焼き」と「今川焼き」が日本のトレンドに入った。この日は、業務用食材や調理器具を扱う豊吉(本社・さいたま市)が登録した「大判焼の名前を皆で議論する日」。SNSでは、地域による呼び方の違いや、好きな中身について意見を交わす投稿が相次いだ。
「大判焼き」「今川焼き」「回転焼き」(ChatGPTにより作成)
「大判焼の名前を皆で議論する日」は、豊吉が創業50周年を迎えた2025年に記念日として登録。「7・2・8」を「ナニ焼き」と読む語呂合わせから生まれた。
ニチレイフーズによると、「今川焼き」は、江戸時代に現在の東京・神田にあった今川橋付近の店で売り出されたことに由来する。
「回転焼き」は、円形の焼き板を回転させながら焼く製法から名付けられたとされる。「大判焼き」は、愛媛県の製菓機器メーカー・松山丸三が、従来より大きな商品を「大判焼」の名称で売り出したことで広まったという。
7月28日の記念日に合わせ、SNSではユーザーが思い思いの呼び方を投稿した。「私は今川焼き派」と宣言するユーザーや、「回転焼き」のラテアートを公開するユーザーが現れた。記念日の名称に対しては、「『大判焼』と書いた時点でもう議論が始まっている」と突っ込む声も上がった。
企業公式アカウントも相次いで議論に参加した。ハウスコムは「今川焼」「回転焼」「太鼓焼」などの名称を紹介。ユポは、関西出身者が多い本社、特に営業本部では「御座候」派が多そうだと投稿した。
全国調査では「今川焼き」が最多
豊吉が全国の20~60代の男女1019人を対象に実施した調査では、普段使う呼び名は「今川焼き」が35.1%で最多だった。「大判焼き」が27.3%、「回転焼き」が23.8%で続いた。
記念日には、SNSでの話題化だけでなく、夏場の需要を喚起する狙いもある。豊吉によると、熱い焼き菓子を扱う専門店にとって、7月は客足や売り上げが落ち込みやすい時期だという。
同調査で、この菓子を食べる頻度を聞いたところ、「年に数回」が46.3%で最も多かった。「年に1回以下」が30.8%、「月に1回」が11.5%で続いた。

