マイクロソフトは7月31日(米国時間)、「旅行中は、ホテル、会議場、空港などの公共施設の無線LANネットワークは信頼できないものとして扱うべき」と警告した。日本ではこれからお盆休みや夏休みの時期になり、海外旅行に行ったり、出先でホテルのWi-Fiを使ったりする人が増えるが、こうした外でのセキュリティにも注意が必要だ。
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今回、同社が注意を促しているのは、「ミッドナイト・ブリザード」というロシアを拠点とするサイバー攻撃者(脅威アクター)に関するもので、米・英両政府がロシア対外情報庁(SVR)と関連があるとして警戒している。ミッドナイト・ブリザードは主に米国やヨーロッパの政府機関、外交機関、非政府組織(NGO)、ITサービスプロバイダーを標的としていることで知られている。マイクロソフトによると、ロシアのサイバー攻撃者によるとみられる新たなハッキングは、「世界中の旅行者を標的にしており、ウイルスやランサムウェア、スパイウェアなどコンピュータに害を与える悪意あるプログラムを送り込み、認証情報を窃取する」という。また、同社はすでに、複数の国で、宿泊施設やほかの提供されているネットワークで、Wi-Fiネットワークが広範囲に侵害されていることを確認しており、場所もホテルに限らず、会議場や公共施設でも実例があるという。
同社はこうした脅威から身を守るために、「旅行中は、ホテル、会議場、空港などの公共施設の無線LANネットワークは信頼できないものとして扱うべき」ということを前提としたうえで、「公共Wi-Fiよりもプライベートな接続手段(モバイルホットスポット、衛星通信、eSIMベースの携帯電話データ接続など)を優先する」、「IDおよびアクセス制御を強化する」などと注意を促している。また出張者が出先でWi-Fiを使う場合も想定し、「ホテル、会議、ゲストネットワークの登録ページで、会社の認証情報を再利用しない」よう推奨している。

