ベッドのマットレスなどを展開するコアラジェイピーが、東京・八重洲で開催されているイベント「八重洲夜市」に、氷でできたマットレスを展示している。夏の暑い日に「氷のように冷たいマットレスで寝たい」という思いを実現。同社はこれまでにも、消費者やメディア向けにユニークな体験を広報施策として展開しており、今回も体験を通して認知度を高める狙いだ。展示は午後5時から同9時(最終日は午後8時終了)、9月6日まで。
氷でできたマットレス
展示されているのは、幅約100cm、長さ約165cm、厚さ約25cmの氷のマットレス。氷の専門店がつくることのできる最大サイズの氷3枚をつなぎ合わせ、計約300kgだ。展示初日だった8月28日は残暑が厳しく、多くの人が手で触ったり、寝転がったりして冷たさを楽しんでいた。風よけには、熱を吸収・放散するという同社のマットレスが使われており、実際に商品に触れることもできる。
背面の風よけには実物のマットレスを使っている
こうしたユニークな取り組みについて「オーストラリア発のブランドであるコアラのDNA」と話すのは、コアラジェイピー PR&コミュニケーションズマネージャーの大橋定征氏だ。同社は「おもしろくて、かっこいい」広報戦略を展開してきた。新年度の準備シーズンである2026年3月には、新製品のソファーベッドの良さを体験してもらおうと、東京・青山の店舗に体験ブースを設置した。ソファ、カウチ、ベッドと3役が可能になるのが特徴であるため、物価高、家賃の高騰、新生活準備で出費がかさむ春に開催。設置期間中には205の予約枠を設けたが、受付開始からわずか3日で大半が埋まった。また、世界睡眠デーの3月13日に合わせて企画したり、メディア向けに同社の製品を採用しているホテルに宿泊してもらったりと、メディアの媒体や特徴に合わせて広報戦略を展開している。
今回の展示会場が直営店のない都心の東側であるため、まずはコアラの認知度を高めようと企画。2025年12月に熱を吸収・放散するマットレスを発売したことから、「冷たいマットレスを実現したら」と氷のマットレスを発案した。夜市での展示で出店などもあり親子連れが多いことから、親子で楽しんでもらいたいと、週末には、コアラのぬいぐるみなどを閉じ込めた氷を溶かして中の人形を入手するとマットレスや枕などが当たる企画も準備した。また、会場で配布しているうちわには、同社のメールマガジンに登録する二次元コードを掲載している。
コアラのぬいぐるみが入った氷に水鉄砲で水を当てて溶かす企画も
「まずは、おもしろいことをやっているな、と興味を持ってもらい、覚えてもらえなければ次につながらない」と大橋氏。街ゆく人に興味を持ってもらうためには、競合他社がやらないような取り組みで、ブランドの魅力を伝えたい」と力を込める。



