漫画誌の付録をめぐり、販売方法を見直す動きが相次いでいる。KADOKAWAは8月25日、9月26日発売の「ガンダムエース」2026年11月号で予定していた「ガンダムカードゲーム」のカード付録について、本誌への同梱を見送ると発表した。
背景に挙げたのは「本誌完売状況」だ。読者やカードゲームのプレイヤーに公平にカードを届けるため、雑誌付録とは異なる、より多くの人に行き渡る展開・販売方法を検討する。
直近では「週刊少年ジャンプ」や「ジャンプSQ.」も販売方法を変更している。転売目的の買い占めを控えるよう呼びかけたり、購入冊数を制限したりするだけでなく、付録を本誌から切り離すなど、商品の売り方そのものに手を入れる動きが広がっている。
在庫を抱える転売ヤーのイメージ(AIで作成)
完売した「ガンダムエース」、カードなしで異例の受注重版
今回、カードの同梱を見送ることになったのは、9月26日発売予定の「ガンダムエース」2026年11月号。当初は「ガンダムカードゲーム」の「EXベース〈シャア&ジオング〉ガンダムエースVer.」を付録にする予定だった。
KADOKAWAは「本誌完売状況を受け」と説明。カードを雑誌から切り離し、より多くの人に届けられる展開・販売方法を検討する方針を示した。7月24日発売の9月号、8月26日発売の10月号に付属するカードについても、別の形で届ける方法を検討している。
すでに9月号では異例の対応が始まっている。
7月24日に発売された同号には、「ガンダムカードゲーム」の「EXベース〈Freedom Ascension[GD05]〉」が付属していた。発売後に全国で入手しづらい状況となり、編集部は8月6日、「日頃より本誌をご愛読いただいている皆様がご購入できない事態」を招いたとして謝罪した。
その後、8月25日から販売を開始したのが「カード付録なし特別受注重版分」だ。
「ガンダムエース」公式アカウントが8月25日に投稿した内容
先着販売ではなく受注生産とし、購入は1人1冊まで。「転売を目的とした買い占め行為は固くお控えください」とも呼びかけた。
SNSでも今回の対応を歓迎する声が上がっている。Xでは、付録カードが今後別の形で展開される可能性を受け、「転売ヤー息しとるか?早く在庫捌いた方がいいぞ」「今出品されてる転売品は買う価値ゼロ」といった反応が見られた。付録カードの別展開によって、転売品を購入する必要がなくなることを期待する声も出ている。

